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大学・研究所にある論文を検索できる 「香川県新川・春日川河口干潟において採集したゴマフダマ」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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香川県新川・春日川河口干潟において採集したゴマフダマ

深尾 剛志 香川大学

2020.06.30

概要

ゴマフダマParatectonatica tigrina(Röding,1798)は干潟の中・低潮帯から潮下帯の砂泥底に生息するタマガイ科の腹足類であり(山下,2012;鈴木ほか,2013),環境省レッドリスト2019(環境省,レッドリスト2019)では絶滅危惧I類に指定されている。かつて瀬戸内海全域において普通に見られた種であったが,現在は岡山県笠岡市,愛媛県西条市,広島県江田島,周防灘に限られている(山下,2012)。香川県における記録は,燧灘東部・備讃瀬戸西部海岸からの報告(畠山,1977)と高松市海岸からの報告(吉松・深尾,2018)があるもののいずれも死殻であった。著者は,香川県高松市東部を流れる新川・春日川河口干潟においてゴマフダマの生貝を確認したので報告する。

参考文献

畠山祥一郎.1977.香川県海産貝類目録(その1,燧灘東部・備讃瀬戸西部).香川生物6:1–10.

平山 泉・石田宏一・鳥羽瀬憲久・平田 満.1996.緑川河口域で見られたツメタガイによるアサリの食害.熊本県水産研究センター研究報告3:12–17.

一見和彦・住元宏栄・中山浩登・多田邦尚.2011.人手と干潟の生物環境―干潟底生生物の現存量と種多様性に与え得る人間活動の影響―.沿岸海洋研究48:109–116.

環境省.2019.環境省レッドリスト2019.http://www.env.go.jp/press/files/jp/110615.pdf. 2019年6月閲覧.

鈴木孝男・木村昭一・木村妙子・森 敬介・多留聖典.2013.干潟ベントスフィールド図鑑.日本国際湿地保全連合.東京.

田中弥太郎.1954.ゴマフダマがアサリの殻にあけた孔の特性並にゴマフダマの歯舌について.貝類学雑誌18:34–39.

山下博由.2012.ゴマフダマ.日本ベントス学会(編).干潟の絶滅危惧動物図鑑―海岸ベントスのレッドデータブック―:60.

東海大出版会.秦野.吉松定昭・深尾剛志.2018.「干潟の絶滅危惧動物図鑑―海岸ベントスのレッドデータ

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