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大学・研究所にある論文を検索できる 「Association between high systolic blood pressure and objective hearing impairment among Japanese adults: a facility-based retrospective cohort study」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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Association between high systolic blood pressure and objective hearing impairment among Japanese adults: a facility-based retrospective cohort study

宮田, 潤 大阪大学

2022.03.24

概要

〔目 的(Purpose)〕
聴力低下の危険因子として、BMI高値、糖尿病、喫煙などが知られている。しかしながら、血圧と聴力低下の関連について検討された縦断研究は少なく、結論も一定しない。そこで、収縮期血圧と聴力低下との関連を調べるために、健診センターの過去のデータを用いたコホート研究を行った。

〔方法ならびに成績(Methods/Results)〕
2007 -2020年に市中病院で健診を受けた20-59歳の13,187名を対象に、収縮期血圧と聴力低下との関連について検討した過去起点コホート研究である。収縮期血圧について、<120、120-129、130-139、140-149、150-159、>160mmHgに分類した。どちらかの耳の闕値が、1kHzでと30dB、4kHzでと40dBを聴力低下と定義した。欠測値の補完には完全条件付指定法(FCS法)とマルコフ連鎖モンテカルロ法(MCMC法)を用い、年齢、性別、BMI、血糖高値、現在の喫煙等を調整した多変量Cox比例ハザード回帰分析を行った。約77,000人年の追跡期間中、1kHzで695名、4kHzでは774名が聴力低下を発症した。収縮期血圧<120mmHgの群と比較して、120-129、130-139、140-149、150-159.>160mmHgの群の聴力低下のハザード比(95%信頼区間)は、1kHzの聴力低下については、FCS法を用いた場合では1.35 (1.12-1.63) 、1.45 (1.13-1.86)、1.07 (0.73-1.58)、1.91 (1.18-3.07)、1.81(1.01-3.25)、MCMC法では1.36 (1.13-1.63) 、1.48 (1.17-1.86)、1.09 (0.76-1.58)、1.99 (1.29-3.06)、1.92 (1.08-3.41)であった。一方、4kHzの聴力低下については、FCS法では1.04 (0.86-1.24)、1.14 (0.91-1.43)、1.13 (0.83-1.54)、1.45 (0.96-2.19)、1.35 (0.82-2.23)、MCMC法では1.03 (0.86-1.24)、1.17 (0.95-1.44)、1.15 (0.87-1.53)、1.54 (1.06-2.24)、1.44 (0.88-2.35)であった。

〔総括(Conclusion)〕
収縮期血圧高値と1kHzでの聴力低下には関連が認められたが、4kHzについては明確な関連はみられなかった。

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