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大学・研究所にある論文を検索できる 「Association of cigarette smoking with a past history and incidence of herpes zoster in the general Japanese population: the SHEZ Study」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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Association of cigarette smoking with a past history and incidence of herpes zoster in the general Japanese population: the SHEZ Study

伴, 淳子 大阪大学

2020.04.30

概要

〔目的(Purpose)〕
SHEZ研究において、喫煙習慣と帯状疱疹既往歴並びに帯状疱疹発症との関連を、それぞれ横断研究、3年間の縦断研究により検討する。

〔方法ならびに成績(Methods/Results)〕
•方法
香川県小豆郡在住の50歳以上の住民の中で、協力の意思を示した研究参加者に問診により、帯状疱疹の既往歴の有無を調査すると同時に、年齢・性別等の基本的情報、带状疱疹の家族歴、生活習慣及び社会心理的要因、並びに基礎疾忠の有無等を自記式質問票で情報取集した。喫煙習慣については、現在喫煙、過去喫煙及び非喫煙に分類し、現在喫煙者については、さらに1日あたりの喫煙本数を質問した。
喫煙習慣と帯状疱疹既往歴の横断研究は、それぞれの質問に有効回答を得た対象者についてロジスティック回帰分析を実施し、非喫煙者に対するオッズ比を算出した。喫煙習慣と带状疱疹発症の縦断研究は、帯状疱疹既往歴のない対象について、Coxハザードモデルで解析し、非喫煙者に対するハザード比を算出した。

•成績
喫煙習慣と帯状疱疹既往症の横断研究のオッズ比は、非喫煙者を1として、現在喫煙者(男女計)では0.67、現在喫煙男性では0.72、現在喫煙女性では0.65で、統計的に有意であった。現在喫煙者(男女計)を喫煙本数別にみた場合、オッズ比は、1日に1〜9本の喫煙者では0.67、10〜19本の喫煙者では0.61、20〜29本の喫煙者では0.65で、統計的に有意であったが、喫煙本数と帶状疱疹既往歴との間には、量-反応関係はみられなかった。
喫煙習慣と帯状疱疹発症の縦断研究のハザード比は、非喫煙者を1として、現在喫煙者(男女計)は0.52、現在喫煙男性では0.49、現在喫煙女性では0.52で、男女全体及び男性について、統計的に有意であった。現在喫煙者(男女計)を喫煙本数別にみた場合、ハザード比は、1日に1〜19本の喫煙者では0.48で、統計的に有意であったが、喫煙本数と带状疱疹発症との間には、量-反応関係はみられなかった。

〔総括(Conclusion)〕
帯状疱疹の既往歴は、男女全体及び男女別に分析した結果、いずれも、非喫煙者と比較して、現在喫煙者が低いことが分かった。帯状庖疹の発症は、男女全体及び男女別に分析した結果、非喫煙者と比較して、現在喫煙者(男女計)と現在喫煙男性が低いことが分かった。
しかしながら、喫煙は、ガン、循環器疾患、呼吸器疾患等の大きなリスクファクターであるため、帯状疤疹の予防のために推奨するものではない。

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