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大学・研究所にある論文を検索できる 「Chronic musculoskeletal pain, catastrophizing, and physical function in adult women were improved after 3-month aerobic-resistance circuit training」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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Chronic musculoskeletal pain, catastrophizing, and physical function in adult women were improved after 3-month aerobic-resistance circuit training

佐藤, 世羅 大阪大学

2021.08.31

概要

【背景】運動器慢性疼痛(CMP)は3ヶ月以上の継続もしくは反復する疼痛であり、成人の20%に見られ,特に女性に多いとされている.身体・心理・社会的要因が相瓦に関与してCMPを発症し,身体機能低下,抑うつ,QOL低下などの様々な影響を及ぼす.CMPによる経済損失は年間2000億ユーロとも報告されており、医療上の重大な課題である。治療として運動療法が有効とされているが,その種類や強度に関しては未だ確立されたものはない.臨床的に有用な運動療法として、効率的であることや、疼痛のみではなく身体機能や心理状態などの要因にも効果的であることが重要である。サーキット式Aerobic-resistance trainingは、短時間の有酸索運動と筋力訓練を休憩なく繰り返すものであり、効率的な運動として期待される。また、線維筋痛症の女性における疼痛認知機能を改善したとの報告があり、CMP患者の多くを占める女性における臨床的有効性が期待される。しかし、このサーキット式 Aerobic-resistance trainingにおけるCMPへの効果の報吿はまだない.

【目的】CMPを有する成人女性における3ヶ月間のサーキット式Aerobic-resistance trainingの効果を評価する.

【方法】2600名のフィットネスクラブ女性新規会員に入会時にアンケートを行い,Numeric Rating Scale (NRS) 4以上のCMPを有する女性参加者139名に対して,3ヶ月間のトレーニング(30分/回)後に再度アンケートを行った.
疼痛の評価をNumeric Rating Scale (NRS),疼痛による破局的思考をPain Catastrophizing Scale (PCS),腰の機能をRoland-Morris Disability Questionnaire (RDQ),肩の機能をShoulder36,膝の機能をKnee injury and Osteoarthritis Outcomes Survey (KOOS)で評価を行い、それぞれのスコアを入会時と3ヶ月後で比較した.

【結果】NRS, PCS, RDQ, KOOSのADLスコアは3ヶ月間で有意な改善を認めた(p<0. 0001,p=0. 0013, 0. 0004, 0. 0295)が,Shoulder36の改善は認めなかった.通動頻度による効果の違いをさらに検討するため、参加者を3ヶ月間の運動頻度に応じて3群(Low, Moderate, High-dose group)に分けた。その結果,NRSは運動頻度に関係なく全群で有意に改善し,PCS, RDQ, KOOSはModerate-doseとHigh-dose群で有意な改善を認め、これは週2回以上の運動に相当していた.

【総括】30分のサーキット式Aerobic-resistance trainingを週2回以上かつ3ヶ月間継続後に,CMPの改善と破局的思考,腰と膝の機能改善を認め,効率的な運動として臨床的有用性が期待される.

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