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大学・研究所にある論文を検索できる 「電子ハイブリッドコードによるホイッスラーモード・コーラス放射励起過程での波動粒子相互作用の計算機実験」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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電子ハイブリッドコードによるホイッスラーモード・コーラス放射励起過程での波動粒子相互作用の計算機実験

加藤, 雄人 大村, 善治 北原, 理弘 齋藤, 幸碩 礒野, 航 京都大学

2022.03

概要

研究目的 (Research Objective):
ホイッスラーモード・コーラス放射は、地球内部磁気圏の真夜中から朝側の領域で観測されるコヒーレントなプラズマ波動である。周波数が時間的に変化する特徴を持つコーラス放
射の観測・理論研究は半世紀以上の歴史があり、高緯度領域の地上観測局での観測と、 70年代から現在に至るまでに人工飛翔体により得られた直接観測結果に基づく研究によって、その特徴が明らかにされてきた。 90 年代の後半には、地球放射線帯外帯における相対論的高エネルギー電子のフラックス変動に対して、コーラス放射による加速過程およびピッチ角散乱過程が重要な役割を果たすことが指摘され、コーラス放射に関わる物理過程は宇宙天気研究において特に重要な研究課題として認識されている。 2016 年 12 月に打ち上げられたジオスペース探査衛星 ERG (あらせ)では、コーラス放射と相対論的高エネルギー電子との相互作用が主要な観測対象の一つとして挙げられている。

コーラス放射の生成機構において、非一様磁場中でのサイクロトロン共鳴を基本とする非線形の波動粒子相互作用が本質的に重要である。本研究課題では、独自に開発を進めている電子ハイブリッドコードを用いた自己無撞着な計算機実験によりコーラス放射の生成過程を再現し、電子の速度分布に与えた温度異方性に起因した不安定による線形成長段階から、非線形波動粒子相互作用によるコーラス放射の生成に至るまでのプロセス全容の解明を目指して研究を進めている。また、計算結果の解釈には、テスト粒子解析を併用することで、発生したコーラス放射と相対論的高エネルギー電子との相互作用素過程を究明する。

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