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大学・研究所にある論文を検索できる 「空間経時測定データに対する多変量自動関数クラスタリング」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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空間経時測定データに対する多変量自動関数クラスタリング

新井 仁智 中央大学

2022.07.12

概要

関数クラスタリングは関数化したデータを同じ特徴をもつグループに分類する手法であり, 気象学や社会学,運動力学などの分野において応用されている. 特に経時的に観測された多変量経時測定データへの適用が広く議論されている. 近年では経時測定データに加え, 観測地点の位置情報も同時に収集されているデータが得られるようになっており, 観測地点間の位置情報を考慮に入れた新しい経時データの解析手法が議論されている.本論文で議論する手法は, 位置情報を含めた多変量経時測定データをクラスタリングする手法で, このような手法を空間関数クラスタリングという. 位置情報と多変量経時測定データが観測された地点の関数データは正則化最尤法によって生成し, 位置情報のみ観測された地点は関数クリギング (Goulard and Voltz(1993)) によって予測する. 得られた回帰係数ベクトルに対して, k-means 法の繰り返しとベイズ型情報量規準(Bayesian information criterion; BIC) による分割停止基準を定めることで最適なクラスター数を求めることができる x-means 法 (Pelleg and Moore (2000)) を適用し, 最適なクラスター数で観測されたデータをクラスタリングする. 本論文では, 提案手法の理論の定式化と実データへの適用例を報告する.

参考文献

[1] Giraldo, R. and Delicado, P. and Mateu, J. (2011): Ordinary kriging for function valued spatial data. Environmental and Ecological Statistics. 18, (3), 411 – 426.

[2] Goulard, M. and Voltz, M. (1993): Geostatistical Interpolation of Curves: A Case Study in Soil Science. Geostatistics Tr´oia ’92.

[3] 石岡恒憲 (2000): クラスター数を自動決定する k-means アルゴリズムの拡張について. 応用統計学. 29,(3), 141 – 149.

[4] Pelleg, D. and Moore, A. (2000): X-means: Extending K-means with Efficient Estimation of the Number of Clusters. ICML-2000.

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