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大学・研究所にある論文を検索できる 「大脳の背腹軸領域制御におけるポリコーム構成因子Ring1A/Bの機能解析」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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書き出し

大脳の背腹軸領域制御におけるポリコーム構成因子Ring1A/Bの機能解析

衛藤, 光 東京大学 DOI:10.15083/0002007104

2023.03.24

概要





















衛藤



本論文では、大脳の正常な構築に不可欠な大脳発生初期の発生ステップである背腹軸領域制御
において、エピジェネティック制御因子ポリコーム群タンパク質複合体の構成因子 Ring1A/B が
背側を誘導するモルフォゲンである BMP, Wnt シグナルのリガンド遺伝子の発現を直接制御し、
背側正中領域に強発現領域を限定することで腹側形成に貢献することを初めて明らかにした。
さらに、BMP, Wnt リガンド遺伝子以外にも領域特異的に発現する遺伝子の発現を Ring1A/B が
発生時期依存的に制御することを示唆する結果を示し、大脳背腹軸領域制御に対するポリコーム
の役割が発生早期に留まらない可能性を示した。
これらの本論文の成果は、大脳背腹軸領域制御に対するエピジェネティック制御因子の機能と
いう未解明の生命現象を明らかにし、各大脳領域が一過的に規定される分子機構を示唆する。
本論文の知見は大脳発生に対する新たな視点をもたらし、大脳発生機構の理解を発展させるもの
であり、新規性・重要性ともに優れていると思われる。
加えて、口頭試問において、論文内容と関連分野について議論した結果、博士号を授与するに
十分な資質と見識を備えていると判断した。
よって本論文は博士( 薬科学 )の学位請求論文として合格と認められる。

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