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大学・研究所にある論文を検索できる 「ヒトiPS細胞由来心筋細胞移植後の不整脈抑制方法の開発」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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ヒトiPS細胞由来心筋細胞移植後の不整脈抑制方法の開発

小林, 秀樹 信州大学

2022.10.24

概要

研究成果の概要(和文):
ヒトiPS細胞から心筋細胞への分化過程において、ペースメーカー細胞を排除することにより、純化心室筋細胞を作製した。心筋梗塞モデルのカニクイザルへ、作製した細胞を移植し、細胞移植後に発生する心室性不整脈について検証を行った。
純化心室筋細胞の移植を行った5頭の動物のうち1頭においてのみ、移植後早期に心室性不整脈の発現を認めたが、過去の報告と比較すると、その持続時間や出現頻度は限りなく少ないものであった。このことから、純度の高い心室筋細胞のみを移植することは、移植後に生じる心室性不整脈の抑制につながると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義
今後、重症心不全患者へのヒト多能性幹細胞由来心筋細胞移植による再生医療が、広く行われていくと考えられる。一方で、心筋細胞移植に伴う様々な問題点も報告されており、その一つが移植後に誘発される心室性不整脈である。今回の研究では、純度の高い心室筋細胞のみを移植することが、そうした移植後の致死性不整脈を抑制する方法の一つであることが示された。

研究成果の概要(英文):
In the process of differentiation of human iPS cells into cardiomyocytes, pacemaker cells were eliminated and purified ventricular cells were produced. The prepared cells were transplanted into the cynomolgus monkey model of myocardial infarction, and the ventricular arrhythmia that occurred after the cell transplantation was examined.
Ventricular arrhythmia was observed in only one of the five animals early after transplantation; however, its duration and frequency of occurrence were extremely low compared to previous reports. From this study, it was considered that transplantation of high-purity ventricular cardiomyocytes leads to suppression of ventricular arrhythmia occurring after transplantation.

キーワード: 再生医療 iPS細胞由来心筋細胞 細胞移植 不整脈

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