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大学・研究所にある論文を検索できる 「2.1.6 長期研修報告」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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2.1.6 長期研修報告

富山大学理学部 富山大学

2021.07

概要

理学部を特徴付ける教育・研究

2.1.6 長期研修報告
令和2年度理学部教員長期研修報告会
本年度、理学部長期研修制度を利用した2名の教員による報告会を開催した.

時 : 令和 2 年 12 月 9 日(水)13 時~14 時

所 : 学部長室
発表者
1.

数学科 教授 山根
研修期間:
研究題目:
研修場所:

2.

物理学科 准教授 畑田 圭介
研修期間: 令和2年4月1日 ~ 令和2年9月30日
研究題目: ナノ物性を研究するための理論手法開発
研修場所: 富山大学

宏之
令和2年4月1日 ~ 令和2年9月30日
一般化された量子群とワイル亜群の研究
富山大学

長期研修報告 1
報告者

数学科 教授 山根宏之

研修期間

令和2年4月1日 ~ 令和2年9月30日

研究題目

一般化された量子群とワイル亜群の研究

研修場所

富山大学

研修の概要

自宅と研究室で研究をおこなった。
通常の勤務時間に理学部 B125 で研究を行った。

研修の成果

(1)昨年に投稿した論文の最終改訂を 5 月におこなった。7 月 8 日に受理され
た。その論文では一般化された量子群のワイル・カッツの指標公式を得た。
(2)量子群の結晶基が創設された柏原正樹の 1991 年の論文を読破した。1991 年
当時は読破するのは困難な環境であったが今では複数の解説書があり,また読破
している専門家も多くいる事により読破に成功した。今後,この方面の論文を書く
のが私の研究の主目的である。
(3)2016 年から研究をしていた一般化された量子群のワイル亜群のケーレーグ
ラフにはハミルトン回路が存在する事の最終的な証明を得た。プレプリントを共
著予定者と作成中である。今のところその証明に間違いは見つかっていない。

その他
特記事項

研修期間中も M2 の学生と週 2 回のゼミを行った。コロナウイルスの影響で Line
でゼミを行った。私自身にも良い刺激になった。

富山大学理学部 Annual Report 2020

47

理学部を特徴付ける教育・研究

長期研修報告 2
報告者

物理学科 准教授 畑田圭介

研修期間

令和2年4月1日 ~ 令和2年9月30日

研究題目

ナノ物性を研究するための理論手法開発

研修場所

富山大学

研修の概要

研修の成果

欧州への共同研究機関への計画を予定していたが、新型コロナウイルスの世界的
な流行に伴い、ほぼ全ての国内外の渡航の中止を余儀なくされた。参加している
CREST 課題「データ駆動科学による高次元X線吸収計測の革新」の一環で、佐賀県
の九州シンクロトロン光研究センターに出張し(7 月 2 日―6 日)
、当研究室に所
属していた Iesari 氏を訪ね、研究打ち合わせを行った。それ以外は富山大学に滞
在し、Zoom 等を用いてレンヌ第一大学(Rennes,フランス)の Didier Sébilleau
氏、東北大学の上田潔教授、山崎馨氏、マドリード自治大学(Madrid, スペイン)
の Fernando Marín 教授、Sergio Diaz-Tendero 氏らとの共同研究を行った。また、
本研究室の大学院生とも研究打ち合わせや研究会での発表のための指導を行っ
た。
研修期間中には、複数の共同研究を同時進行で行った。特に、以下の 2 つ共同研究
に重点を置いた。1)レンヌ第一大学(Rennes,フランス)の Didier Sébilleu 氏及
び東北大学の上田潔教授、山崎馨氏と行っている「気体 CO 分子の内殻光電子角度
分布」に関する共同研究を進めた。励起状態の分子の構造変化を、X 線自由電子レ
ーザー(XFEL)を用いて高時間分解能で明らかにするのに有用な PA-MFPADs
(Polarization-Averaged

Molecular-Frame

Photoelectron

Angular

Distributions)スペクトルについて、申請者が開発した多重散乱理論の枠組みの
下で定式化を行い、新たな実験解析手法の提案を行った。当該の研究成果に関連し
て 2 報の論文を学術誌へ既に投稿し、その他に 1 報の論文の投稿準備を行った。
また、大学院生を指導し、オンライン開催された国内研究会(第 23 回 XAFS 討論
会、2020 年 9 月 9 日-11 日)において当該の研究成果に関する口頭発表を行わせ
た。2) マドリード自治大学(Madrid, スペイン)の Fernando Marín 教授、Sergio
Diaz-Tendero 氏、東北大学の上田潔教授と行っている「分子動力学及び多重散乱
理論を用いたエタノール分子内での水素転位反応の高時間分解追跡」の共同研究
を進め、1 報の論文の投稿準備を行った。 また、博士課程の学生を指導し、オン
ライン開催された国内研究会(分子科学会オンライン討論会、2020 年 9 月 14 日17 日)において当該の研究成果に関する口頭発表を行わせた。
その他
特記事項

本長期研修は、当初、フランス レンヌ第一大学、イタリア カメリーノ大学、イタ
リア LNF-INFN、千葉大学等、外部の研究期間に滞在し共同研究活動を行うことを
目的としていたが、新型コロナウイルスの世界的な流行により、予定の変更を余儀
なくされ、一回の短期出張をのぞき富山県に滞在したまま実施することとなった。 ...

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