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NEWSLETTER 第28号

東北大学大学院歯学研究科・歯学部, 広報室 東北大学

2023.12.23

概要

TOHOKU UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF DENTISTRY

■ 厚生労働省採択事業

■ NEWS(令和 5 年 5 月~ 9 月)
・ 令和5年5月19日
(金)~21日
(日)
に開催された日本補綴歯科学会第

132回学術大会にて、分子・再生歯科補綴学分野の近藤威助教がバ
イオロジー部門の課題口演優秀賞を受賞しました。

・ 令和5年6月8日
(木)~9日
(金)
に開催された第33回特定非営利活動

法人日本顎変形症学会総会・学術大会にて、顎顔面口腔再建外科学
分野医員の齊藤志都さんが優秀ポスター発表賞を受賞しました。

・ 令和5年6月16日
(金)~18日
(日)
に開催された第33回日本老年学会

総会にて、加齢歯科学分野の山口哲史講師が最優秀合同ポスター
賞を受賞しました。

・ 歯科口腔麻酔学分野の佐々木晴香助教がシンガポールの科学誌

Asian Scientist Magazineが発表した2023年度版「アジアの科学者
100人」
に選出されました。

歯周病発見 AIアプリケーション
「歯周病等スクリーニングツール開
発支援事業」
NTTドコモ、東北大学大学院歯学研究科の共同研究
詳細は、
NTTドコモの報道発表資料をご覧ください。
(https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/
topics_230929_01.pdf)

■ 令和5年度歯学研究科研究者育成プログラム採択者
大竹 航季
森 里美

ITT ASSORATGOON

・ 令和5年9月11日
(月)~13日
(水)
に開催された第30回日本免疫毒性

学会学術年会にて、
口腔分子制御学分野の黒石智誠講師が第13回
日本免疫毒性学会奨励賞を受賞しました。

・ 令和5年9月16日
(土)~18日
(月)
に開催された第65回歯科基礎医学

会学術大会にて、歯学部4年のリュウ ドウシンさんが学部学生部門に
おいてモリタ優秀発表賞を受賞、歯科口腔麻酔学分野の佐々木晴香
助教が歯科基礎医学会学会奨励賞を受賞しました。

・ 令和5年9月22日
(金)~24日
(日)
に開催された4学会合同学術大会

にて、分子・再生歯科補綴学分野大学院生の伏見国拡さんが大会長
賞を受賞しました。

ニュースの詳細は、歯学研究科ホームページ
(https://www.dent.tohoku.ac.jp/ ) をご覧ください。

■ 令和5年度行事予定(令和 5 年 12 月~令和 6 年 4 月)
12月7日
(木)
1月27日
(土)、28日
(日)
2月10日
(土)
2月25日
(日)、
26日
(月)
3月15日
(金)
3月26日
(火)
4月 3日
(水)
4月 4日
(木)

分子・再生歯科補綴学
分子・再生歯科補綴学
口腔システム補綴学

D2
D4
D4

歯学イノベーションリエゾンセンター
異分野共創部門 教授

金髙 弘恭

 2023年9月14日
(木)
に福島県立会津学鳳中学校から14名
の生徒さんが歯学部見学へお越しになりました。小坂歯学部
長の挨拶の後、予防歯科学分野の小関教授による模擬講義、
千葉講師・依田講師・金髙の引率によるキャンパスツアーを
行いました。模擬講義では口腔内から採取したサンプルを顕
微鏡で観察したり、
キャンパスツアーでは学生実習室や最新
教育設備があるスキルスラボなどを巡りました。生徒さん達
は、歯学部教員だけではなく、現役の学生にも質問をしなが
ら、熱心に見学されていました。

江草 宏

■ 人事(令和 5 年 6 月~ 11 月)
採用 7月 SUKHBAATAR
ARIUNBUYAN
配置換 8月 伊藤 佳彦
辞職 7月 矢島 健大
辞職

准教授 加齢歯科学分野
助教

顎顔面口腔腫瘍外科学分野

助教
助教

病院 口腔機能回復科
口腔器官解剖学分野

8月 VENKATAIAH
講師
VENKATA SURESH

COORAY
9月 MUTHUTHANTHRIGE 助教
PRASANGA UPUL
助教
任期満了 11月 星川 聖良
辞職

病院 歯内療法科
国際歯科保健学分野
小児発達歯科学分野

▲ 小関教授による模擬講義

■ 編集後記 ───────────────────────

■ 編集・発行 ────────────────

 コロナ禍の影響で開催を制限されていた行事やイベントも実施できるようになり、対
面授業やオープンキャンパスの開催等、星陵キャンパスにもようやく大学らしい活気が
戻ってきました。歯学研究科ではこれまでの経験を活かし、YouTubeやSNS等のプラッ
トフォームも更に活用しながら、皆さまに多様な情報をいち早くお届けできるように広
報活動を行なってまいります。今後とも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げ
ます。
(記 河内)

東北大学大学院歯学研究科・歯学部 広報室

ご意見・ご感想は下記よりお聞かせください
アンケートフォーム:https://www.dent.tohoku.ac.jp/enq/news28

〒980-8575 仙台市青葉区星陵町4-1
Tel:022-717-8260 Fax:022-717-8279

E-mail:newsletter@dent.tohoku.ac.jp
Facebook:@Tohoku.University.School.of.Dentistry
X(旧Twitter):@tohoku_uni_dent
web:https://www.dent.tohoku.ac.jp/

2023.12
Vol.

東北大学病院「歯科地域医療連携のつどい」が
開催されました
 張替秀郎病院長および私の挨拶の後、宮城県歯科医師会の

東北大学病院 総括副病院長
歯科診療部門長

大学院入試( 2 次)
歯科医師国家試験
学部 AO 入試Ⅲ期(第 2 次選考)
学部一般選抜入試(個別学力試験)
歯科医師国家試験合格発表
学位記授与式、謝恩会
入学式、歯学研究科オリエンテーション
歯学部オリエンテーション

8月 山口 哲史

TOHOKU UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF DENTISTRY

福島県立会津学鳳中学校による大学見学

▲ 小坂歯学部長による挨拶

昇任

東北大学 大学院歯学研究科・歯学部・病院歯科部門 ニューズレター

 2023年11月27日に東北大学艮陵会館で、東北大学病院「歯
科地域医療連携のつどい」
が開催されました。本催しは、2020年
度からCOVID-19パンデミックの影響で中止していた東北大学
病院歯科部門地域連携懇談会を新たな形で再開したものです。
 以前の地域連携懇談会は、本院の歯科部門が主催し、宮城県
歯科医師会ならびに仙台歯科医師会の先生方と本院との間で
顔の見える連携体制の推進を目的としていました。
これにより宮
城県の地域歯科医療連携が一段と高まり、期せずして対峙した
パンデミックへの連携対応に貢献したものと感謝しております。
 この度「つどい」
として再開するにあたり、三次医療機関である
本院を地域に活かすためにはどのように地域医療の連携体制を
構築すべきかに主眼を置き、従来参加いただいていた歯科クリ
ニック
(一次医療機関)
の先生方に加え、病院歯科(二次医療機
関)
の先生方をお招きしました。
また、主催を歯科部門ではなく
東北大学病院とすることで、地域歯科医療連携が医科歯科連携
に繋がるビジョンを持った催しとしました。
 当日は19時からの開催にも関わらず、会場には、地域の先生
方63名および本院関係者43名が参集し、総勢106名の盛会とな
りました。

INDEX

p1 ・巻頭言/江草宏 総括副病院長
p2 ・事業報告/小坂健 研究科長

・2023年度 オープンキャンパス開催報告

p3 ・事業報告/新部邦透 講師
・PRESS RELEASE

『歯数や歯周病と海馬の萎縮速度との関連
 を解明 重度の歯周病の歯を残すことは海
 馬の萎縮速度を速める可能性あり』

p4 ・各種おしらせ

細谷仁憲会長ならびに仙台歯科医師会の小菅玲会長から来賓
のご挨拶をいただき、議題に移りました。新任診療科長の紹介に
始まり、
山内健介病院長特別補佐と杉浦剛病院長特別補佐が、
本院の口腔外科診療の体制と口腔癌診療・口腔癌検診について
説明しました。
続いて飯久保正弘副病院長が、
“いとし
(医と歯)

関係”にある本院の医科歯科連携について情報を提供しました。
 次に私より、本催しのありかたとして、一次・二次・三次医療機
関、
さらに将来的にはオブザーバーに行政が加わることで、宮城
県モデルとなり得る地域歯科医療/医科歯科連携のプラット
フォーム構築を目指すことを提案しました。
また、特定機能病院
である本院の紹介/逆紹介のあ
り方と、
それを支える連携医療機
関データベースを紹介しました。
最後に地域医療連携センター長
の岡田克典病院長特別補佐(呼
吸器外科長)の閉会挨拶で第一
部を閉じました。
 第二部の懇親会は、飯久保副
病院長の軽快な挨拶と齋藤正寛 ▲ 張替病院長の挨拶
副病院長の乾杯で始まりました。
続く歓談では地域歯科医療や本院の情報を交換すると共に、和
やかに杯を交わしながら親睦を深め、参加者にとって有意義な
時間を過ごしました。宴もたけなわとなり、浦山美輪副病院長
(看護部長)
の中締めの挨拶の後、服部佳功総括副病院長特別
補佐の本締めで閉会となりました。
 歯科医師だけでなく、医師、看護師、歯科衛生士、病院事務職
員と、多職種の医療関係者で地域医療連携について意見を交わ
せたことは大変貴重な機会となりました。
ご参加いただいた皆様
に厚く御礼申し上げます。
 本院は
「患者さんに優しい医療と先進医療との調和を目指した
病院」
を基本理念に掲げ、最重要事項の一つとして地域医療連
携に取り組んでい
ます。
地域の皆様に
さらに頼られ、愛さ
れる病院になるよ
う、
この度ご参加い
ただいた皆様と深
めた親 睦とコンセ
ンサスを基に、地域
歯科医療連携を推
進してまいります。 ▲ 参加者の皆様と集合写真

TOHOKU UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF DENTISTRY

事業報告

事業報告

国際卓越研究大学の最終候補に選ばれました

JST 創発的研究支援事業採択を目指す先生方へ

東北大学大学院歯学研究科長・歯学部長
国際歯科保健学分野 教授

小坂 健

 東北大学は、国際卓越研究大学の唯一の認定候補に選定されまし
た。全国の10大学が応募し、最終面接には、東北大の他、東大、京大の3
校が選ばれ、現地視察などを経て、選定されました。選定資料を見ると
「3つのコミットメントの下、全方位の国際化などの6つの目標を達成する
ために、19の戦略を提示するなど、KPIやマイルストーンを明確にした体
系的な計画である。」
と評価されています。国際卓越研究大学は、国際的
に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用
が相当程度見込まれる大学を認定し、10兆円規模の大学ファンドによる
助成を毎年100億円で25年間実施するもので、東北大学では8割程度を
人への投資に使うとしています。本学の計画(第一次案)
の概要は以下
の通りで
「未来を変革する社会価値の創造(Impact)」、
「多彩な才能を
開花させ未来を拓く
( Talent )」、
「 変革と挑戦を加速するガバナンス
(Change)」
の3つのコミットメントのもと、以下の6つの目標を達成する
ために、
19の戦略を提示しています。歯学研究科としても、来年度の認定
に向け、他の部局等と共同して進んでいる革新的食学やコンダクター型
災害保健医療人材の養成プログラムで対応してきている災害歯学など
の充実を進めていきます。

目標I-A:Research Excellence 国際的に卓越した研究エコシステム
    
(学術的インパクト)
目標I-B:Impactful Research and Innovation 世界に変化をもたらす
    研究展開(社会的インパクト)
目標II-A Campus for Aspiring Minds 世界の研究者を惹きつける研究
    環境
目標II-B Gateway to New Venture 世界に挑戦する学びの創造
目標III-A Full-Scale Global Readiness 全方位の国際化
目標III-B Responsive and Responsible Governance 機動的で責任
     ある経営とガバナンス

「国際卓越研究大学のイメージ」
▲ 文部科学省資料より

2023年度 オープンキャンパス開催報告
 2023年7月26日
(水)、27日
(木)
に東北大学オープンキャンパス2023
が開催されました。4年ぶりの歯学部キャンパスで対面の開催ということ
もあり、未知数なことも多々ありましたが学生実行委員会、当日ボラン
ティア、先生方や教務の方々など多くのご協力、
ご支援のおかげで無事
大きなトラブル無く終えることができました。
オープンキャンパスに来ら
れた高校生含む多くの方々に大好評のオープンキャンパスとなりまし
た。本当にありがとうございました!
 さて、今年度の歯学部オープンキャンパスは学生実行委員会が中心
となってInstagramなどのSNSを活用した広報やスタッフTシャツのデ
ザイン、
パンフレットの作成などできる限り学生主体で行ないました。

日の企画に関しては、歯科薬理学分野の若森先生や東北大学副学長で
医学系研究科発生発達神経科学分野の大隅先生などによる模擬講義
や、歯医者さん体験、学生懇談会など4年前のオープンキャンパスを踏
襲した形式を維持しつつ、新
たに多くの歯科分野の体験
コーナーを追加したものにリ
ニューアルいたしました。
とり
わけ、口腔 外 科の体 験コー
ナーではHoloeyes株式会社
様にご協力いただき、VR体験
を行いました。お手伝いして
いただいた方々、本当にあり
がとうございました。
 両日とも天候に恵まれ、朝
▲ 歯学部オープンキャンパスのロゴ(佐藤凜奈 作)
早くから多くの方々に来場し

咬合修復科
(分子・再生歯科補綴学分野)講師

新部 邦透

 科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業は、既存の枠にとらわ
れない自由で挑戦的・融合的な研究を推進しようとする研究者を募って
います。採択された研究には、年平均700万円と間接経費が7年間(最長
10年間)
に渡り支援されます。最初の3年間でステージゲート審査が行わ
れ、
その後4年間の支援継続が決定されます。
専門性の異なる14名の初代
創発プログラムオフィサー(PO)
の元、2020年(1期)
に252件、2021年(2
期)
に259件、
2022年(3期)
に263件の研究が本事業に採択されています。
 私が採択された天谷パネルは、慶應義塾大学皮膚科学の天谷雅行教
授がPOを務め、
これまで7名の歯科関連研究者が採択されています。本
パネルでは定期的なWebミーティングが行われ、単純な研究の進捗報
告だけでなく、
日本の研究環境の現状と問題点や論文執筆だけではない
研究のアウトプット方法などを議論することで、採択研究者の将来に対
する悩みや将来設計など、多岐にわたって相談や議論し、独立をサポー
トします。
また、本年7月には全パネルの採択者が異分野融合を目的に東
京に集まり、交流する機会がありました。
さらに9月には天谷パネルの採
択研究者とアドバイザー全員が一堂に会し、研究者間の融合を推進す

る合宿型のミーティングが行われました。私自身、
このミーティングで良
い人脈形成ができたことを実感しています。
 ステージゲートまでに結果が出なければ支援継続はないのかと日々
胃が痛い思いをしていましたが、先日のミーティング時に天谷先生は、
「この事業の研究に妥協はしないでください!ホームランを狙って研究を
進めてください!失敗を恐れないで!」
と言ってくださいました。
おそらく
私の申請研究は、
「 歯胚再生」
という途方もないチャレンジングな研究
テーマであったことがこの支援事業にマッチしたのだと感じています。本
年度の申請は終了しましたが、二代目PO体制に代わりこれまでの応募
回数制限は撤廃されましたので、博士課程修了15年以下の先生は是非
ともチャレンジングで異分野融合を目的とした研究テーマで採択を狙っ
てください!

PRESS RELEASE
歯学部 4年生

畑中 大輝

ていただき、両日として750名程度の来場者数を記録しました。
コロナ直
後の影響やシャトルバスの廃止の関係があり前回よりも来場者数は減
少しましたが、来場者の方には内容の濃い体験をして頂けたと思いま
す。今回のオープンキャンパスをきっかけに日常生活で関わりの薄い歯
科に関心を少しでも持っていただけたら幸いに存じます。
 最後になりましたが、星陵地区で行う学生主体のオープンキャンパス
となってまだ二回目ということで新しく、改善・発展の余地がまだまだあ
ります。次年度以降の後輩達には今回の経験を活かし、
さらにより良い
オープンキャンパスを作ってもらえたらと思います。
これからも東北大学
歯学部のオープンキャンパスにご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いい
たします。

歯数や歯周病と海馬の萎縮速度との関連を解明
重度の歯周病の歯を残すことは海馬の萎縮速度を速める可能性あり
 歯の喪失や歯周病がアルツハイマー病のリスクを高める可能性が指摘されてきましたが、
歯周病の歯を残
すことと歯を失うことのどちらがアルツハイマー病の初期に生じる海馬の萎縮と関連するかは不明でした。
 東北大学病院口腔機能回復科および大学院歯学研究科加齢歯科学分野の山口哲史講師らの研究グ
ループは、
コホート研究である大迫研究(注1)
(おおはさまけんきゅう)
のMRI健診参加者を対象に、歯数や
歯周病と4年間の海馬の萎縮速度との関連を解析しました。
その結果、軽度の歯周病では歯が少ないほ
ど、重度の歯周病では歯が多いほど、左海馬の萎縮が速いことを明らかにしました。
 この結果は、単に歯を多く残すだけでなく、健康な歯を残すことが重要であることを示しています。45
歳以上の過半数が歯周病を有している日本において、重度の歯周病の歯を残すことが海馬の萎縮を速
めるという本研究の結果は、認知症予防の考え方に大きな影響を与える可能性があり、今後はより大規
模な研究によって検証を進める必要があります。
 本研究成果は、2023年 7月5日午後 4 時(現地時間、
日本時間 7月6日午前 5 時)米国神経学会学会誌
Neurology(オンライン版)
に掲載されました。
注1. 大迫研究:岩手県花巻市(旧 稗貫郡)大迫町で1986年から30年以上にわたり継続している高血圧と循環器疾患に関する前向きコホート研究です。住民の家庭血圧
測定や脳MRI撮影を継続して実施している点が特徴です。歯科検診は2005年から開始し、歯の本数や歯周炎の状態など、
口腔内の健康情報を記録しています。
※ 所属と職位は発表当時のものです。

プレスリリース一覧(2023年4月-11月)
2023年
2023年
2023年
2023年
2023年

▲ 学生実行委員会・学生ボランティア・教職員の方々、本当にありがとうございました!

4月27日
5月25日
6月 1 日
7月12日
7月12日

2023年 7月31日
2023年 8月30日
2023年 9月13 日
2023年11月 2 日

▲ 図. 歯周病の4つの重症度における歯数と左海馬萎縮速度との関連
平均歯周ポケットの深さは、値が大きいほど各歯の歯周病が重度であ
ることを示します。各グラフの縦軸は、値が小さいほど左海馬の萎縮
速度が速いことを示します。
グラフの傾きが左下がりの場合は歯数が
少ないほど、右下がりの場合は歯数が多いほど萎縮速度が速いことを
示します。 *統計学的に有意な傾き
(偏回帰係数)
(P<0.05)

歯科口腔麻酔学分野の佐々木晴香助教がSS-F New-Generation Programの第一号研究者に選定されました
ヨーグルトの習慣的な摂取と中耳炎予防 全国出生コホート調査(エコチル調査)
の乳幼児約10万組のデータから
リンパ行性がん免疫療法における抗腫瘍効果の増強と副作用の軽減を実証
歯数・口腔機能の維持は将来の要介護認定リスクを下げる ~歯の本数が要介護発生に与えるリスクは12.0%~
子どもの時の社会経済状況も、高齢期の歯数や咀嚼の健康格差に寄与 ~高齢期の社会経済状況や健康行動が一部のメカニズム~ 
歯数との関連では、社会経済状況や歯磨き習慣などが約85%説明、咀嚼困難との関連では社会経済状況や現在歯数などが約40%説明
発酵米糠は炎症を抑制し破骨細胞形成および病的骨吸収を制御する ~食による骨破壊制御に期待~
歯が少ない人でも、入れ歯を使っていれば、
タンパク質の摂取低下は小さい ~入れ歯の使用でタンパク質摂取量が8割改善~
ナノポアを用いてmicroRNA発現上昇・減少パターンの同時検出に成功 ~がん診断への新たなアプローチを提供~
カテキン×フッ化物でむし歯の予防効果アップ! 口腔細菌がつくり出す
「酸」
を効率良く抑制するための方法を発見

詳細は歯学研究科・歯学部ウェブサイト
をご覧ください。

https://www.dent.
tohoku.ac.jp/news
/index.html#!press

TOHOKU UNIVERSITY GRADUATE SCHOOL OF DENTISTRY

事業報告

事業報告

国際卓越研究大学の最終候補に選ばれました

JST 創発的研究支援事業採択を目指す先生方へ

東北大学大学院歯学研究科長・歯学部長
国際歯科保健学分野 教授

小坂 健

 東北大学は、国際卓越研究大学の唯一の認定候補に選定されまし
た。全国の10大学が応募し、最終面接には、東北大の他、東大、京大の3
校が選ばれ、現地視察などを経て、選定されました。選定資料を見ると
「3つのコミットメントの下、全方位の国際化などの6つの目標を達成する
ために、19の戦略を提示するなど、KPIやマイルストーンを明確にした体
系的な計画である。」
と評価されています。国際卓越研究大学は、国際的
に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用
が相当程度見込まれる大学を認定し、10兆円規模の大学ファンドによる
助成を毎年100億円で25年間実施するもので、東北大学では8割程度を
人への投資に使うとしています。本学の計画(第一次案)
の概要は以下
の通りで
「未来を変革する社会価値の創造(Impact)」、
「多彩な才能を
開花させ未来を拓く
( Talent )」、
「 変革と挑戦を加速するガバナンス
(Change)」
の3つのコミットメントのもと、以下の6つの目標を達成する
ために、
19の戦略を提示しています。歯学研究科としても、来年度の認定
に向け、他の部局等と共同して進んでいる革新的食学やコンダクター型
災害保健医療人材の養成プログラムで対応してきている災害歯学など
の充実を進めていきます。 ...

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