The effect of the reconstruction algorithm for the pulmonary nodule detection under the metal artifact caused by a pacemaker
概要
〔目的(Purpose)〕
ペースメーカー留置下においてfiltered back projection (FBP), single-energy metal artifact reduction (SEMAR),forward-projected model-based iterative reconstruction solution (FIRST)の 3つの再構成法を用いて様々な条件下での加T結節検出能を比較する。
〔方法ならびに成績(Methods/Results)〕
ファントムの左前胸部にペースメーカーを留置し、その直下に濃度100HU, -630HU, -800HU、サイズ10mm, 5mm, 3mmの異なる9つの結節を1つずつおいて10mA、50mA. 300mAで撮彤し、FBP、SEMAR、FIRSTでそれぞれ再構成を行った。画像の厚みは5mm, 〇. 5mmでそれぞれ評価した。その画像を2人の放射線科医が5段階で評価した。また、統計ソフトを用いて定量的解析も行った。
低線量撮影におぃてFIRSTは最も金属アーチファクトを低減し、肺結節の検出能を有意に向上させた。通常線量撮影ではSEMARが最も金属アーチファクトを低減させたが、肺結節検出能はFIRST、SEMAR問に有意差はなかった。
〔総 括(Conclusion〕
ペースメーカーが存在する場合、低線量撮影ではFIRSTの結節検出能が最も優れてぃる。通常線量撮影ではSEMARはFIRSTに匹敵する検出能を示す。