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大学・研究所にある論文を検索できる 「ケーターの可逆振り子を用いた重力加速度の絶対測定」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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ケーターの可逆振り子を用いた重力加速度の絶対測定

風間, 卓仁 京都大学

2022.08.19

概要

ケーターの可逆振り子(ケーター振子)は、Henry Kater (1818) が重力加速度の絶対測定のために考案した棒状の振り子である(図 1a)。ケーター振子の上下 2 箇所にはナイフエッジが付いており、このそれぞれを支点として振り子を振動させることができる(図 1b)。ケーター振子の質量構造は上下方向に不均等となっているため、正位置と逆位置における振り子の振動周期(それぞれ T1 および T2 とする)は通常異なる値となる。ただし、振り子中央部の錘(図 1c の m3 )の位置を調整することで、T1 = T2となるような質量分布を作り上げることができる。このとき、重力加速度 g の算出式は振り子の重心位置に依らない形で表現でき、その結果重力加速度 g を簡単にかつ高精度に決定することができる。

本稿では、質量 m3 が任意の場所に位置する時の方程式を記述し、その後質量 m3 を特定の位置に動かすことで重力加速度 g の算出式が簡単になることを示す。また、京都大学の一般教養科目「地球科学実験」におけるケーター振子振動実験の現状についても紹介する。

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参考文献

島津理化 (19??): ケータ可逆振子KP-1000 形 取扱説明書, 7 pp.

戸田盛和 (1982): 物理入門コース 1 力学, 岩波書店, 244 pp.

山内恭彦・末岡清市 (1957): 大学演習力学. 裳華房, 325 pp.

Kater, Henry (1818): An Account of Experiments for Determining the Length of the Pendulum Vibrating Seconds in the Latitude of London. Philosophical Transactions of the Royal Society of London, 108, 33–102.

VALUE @ Amrita (2011): Kater’s pendulum. https://vlab.amrita.edu/?sub=1&brch=280&sim=518&cnt=1

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