リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

リケラボ 全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索するならリケラボ論文検索大学・研究所にある論文を検索できる

リケラボ 全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索するならリケラボ論文検索大学・研究所にある論文を検索できる

大学・研究所にある論文を検索できる 「循環器病領域の大規模臨床試験におけるファンドに関する研究」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

コピーが完了しました

URLをコピーしました

論文の公開元へ論文の公開元へ
書き出し

循環器病領域の大規模臨床試験におけるファンドに関する研究

澤田, 弘 東京大学 DOI:10.15083/0002002696

2021.10.27

概要

【背景と目的】
 日本における生活習慣病の患者数は,高血圧が4300万人,高脂血症が4220万人,糖尿病が2210万人と推定される。厚生労働省によると,「循環器系の疾患」及び「内分泌,栄養及び代謝疾患」の治療に要した医療費(平成23年度)は,合計7.8兆円であり,医療経済に対するインパクトは非常に大きいものとなっている。この医療費を最小限に抑えるためには,循環器及び内分泌・代謝領域の疾患に起因する脳卒中,心筋梗塞などの致死的な脳・心血管イベントの発現リスクを低減するための適切な治療が重要となる。
 医療現場で医師が患者に対する最善の治療法を選択するためには,科学的エビデンスを収集し,そのエビデンスに基づいて治療ガイドラインなどの形で医療現場に情報を提供することが不可欠であり,これらのエビデンスは,臨床試験における有効性・安全性評価から得られる場合が多い。特に,生活習慣病に関連する循環器及び内分泌・代謝領域の医薬品・医療機器の有効性・安全性評価においては,臨床開発の治験で代替エンドポイント(血圧値,血糖値など)を用いて比較的小規模の試験で評価し,製造販売後に真のエンドポイント(死亡率,脳・心血管イベントの発現など)を用いて大規模な試験を実施することが多いため,製造販売後に実施される試験の質にエビデンスの質が大きく依存する。すなわち,特に循環器及び内分泌・代謝領域において,より質の高いエビデンスに基づいて,より適切な治療の選択を可能することは,国民の健康維持にとって大きなプラスとなるだけでなく,医療経済の側面からもより効率的な資源配分につながる。
 一方,真のエンドポイントを評価するための臨床試験は,目標被験者数が多く,試験期間が長期にわたることが多いため,試験の実施にあたっては多額の研究費が必要であり,そのための資金調達が,臨床試験実施にあたっての「スポンサー」の責務の一つになっている。ここで,「スポンサー」とは,ICH-GCPの定義に従い,「臨床試験を企画し,実施し,ないし(and/or)資金調達する,個人もしくは組織」とする。
 そこで,日本での循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験へのファンディングに関連した問題点を分析し,将来的なガイドラインの策定や法的整備を含めた今後のアクション・プランの検討・策定に資することを目的として本研究を実施した。

【方法】
1.海外での循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験実施に関する現状調査
 臨床試験登録サイトであるclinicaltrials.govを参照し,2013年10月10日現在で登録されていた全153,965試験を対象に,循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験を抽出した。本研究では「循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験」を,心・脳血管イベント又は死亡(複合エンドポイントを含む)を主要評価項目として行われた被験者数が300名以上の臨床試験と定義した。これらの試験について,「試験結果から仮説が証明されたか否か」を目的変数とし,試験計画に関する以下の11の要素を説明変数の候補として,これらが目的変数を説明しうるかどうかをロジスティック回帰分析により統計学的に評価した。

説明変数の候補
1. 結果がclinicaltrials. gov上で公開されているか
2. 政府・規制当局等の公的機関がスポンサーに含まれるか
3. 製薬企業がスポンサーに含まれるか
4. 大学等の研究機関がスポンサーに含まれるか
5. 開発相(治験か第IV相製造販売後臨床試験か)
6. 被験者数の対数
7. 政府・規制当局等の公的機関が資金提供組織に含まれるか
8. 製薬企業が資金提供組織に含まれるか
9. 財団が資金提供組織に含まれるか
10. 試験開始時期がFDAAAStep1の前か後か
11. 試験開始時期がFDAAAによる臨床試験登録義務化の前か後か

2.循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験の実施責任組織に対するアンケート調査
 2009年7月25日までの,日本における循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験の実施状況を調査し,臨床試験のリストを作成した。そのリストの試験について,「スポンサー」にアンケートを送付し,その回答を集計した。
 アンケートの結果に基づき,臨床試験に要する費用を臨床試験の費用を予測するモデルの構築を試みた。モデル構築にあたっては,臨床試験の費用の対数を従属変数とし,試験計画に関する8つの要素を説明変数の候補として,重回帰分析を行った。

log(臨床試験費用) = N l-1 Cℓ + Σβℓ,l ・Xl

Cℓ:定数項
βℓ,i:各説明変数に対する偏回帰係数
Xi:i番目の説明変数
N:説明変数の個数

説明変数の候補
1. 被験者数の対数
2. 試験実施期間の対数
3. 試験デザインがランダム化並行群間比較試験かオープン試験か
4. 実薬・実治療対照群の設置の有無
5. 私的機関によるモニタリング又はデータマネジメント実施の有無
6. 有効性又は安全性の第三者判定委員会の設置の有無
7. 生物統計家の関与の有無
8. 試験開始時期(2009年4月の臨床研究の倫理指針施行前か施行後か

【結果と考察】
1.海外での循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験実施に関する現状調査
 解析対象となった268試験について,説明変数をステップワイズ法で選択したところ,「製薬企業が資金提供組織に含まれるか」及び「政府・規制当局等の公的機関がスポンサーに含まれるか」の2つの説明変数が選択された。これらの説明変数を用いたロジスティック回帰分析の結果,以下のことが示唆された。
 • 製薬企業が資金提供組織に含まれることは,試験結果から仮説が証明される確率,すなわち試験のスポンサーにとってポジティブな結果が得られる確率を有意に高める因子である
 • 政府・規制当局等の公的機関がスポンサーに含まれることは,試験のスポンサーにとってポジティブな結果が得られる確率を有意に低くする因子である

2.循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験の実施責任組織に対するアンケート調査
 「循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験」の基準(心・脳血管イベント又は死亡を主要評価項目として行われた被験者数が300名以上の臨床試験)には,152試験が合致した。これらのうち,スポンサーの連絡先を特定できた計119試験について2007年8月及び2009年7月にアンケートを送付した。2009年8月までに合計63試験からアンケートの回答を回収し,回収率は52.9%であった。
 各臨床試験のための資金を,「スポンサー」に提供している直接の組織・機関を質問したところ,回答が多かったものは,財団(25試験,39.7%),厚生労働省などの公的機関(21試験,33.3%),製薬企業などの私的機関(13試験,20.6%)であった。また,財団から資金を提供されていた25試験について,当該財団に対して資金を提供している別の組織を質問したところ,無回答あるいは不明と回答した9試験を除く16試験すべてが,製薬企業などの私的機関であった。また,各臨床試験で必要とした研究費の総額や,1億~3億円が最も多く(19試験,30.2%),58.1%(55試験中32試験)が1億円以上の研究費を必要としていた。資金提供組織と研究費の関連をみたところ,3億円を超える試験で,公的機関からの資金のみによるものはまったく存在しなかった。また,研究費の内訳(人件費,謝金,システム費用,旅費,消耗品費用,外部委託費用の6分類)を質問したところ,55%の試験でスポンサーが試験費用の内訳を把握しておらず,回答が得られなかった。
 さらに,各臨床試験のための資金を「スポンサー」に提供している直接の組織・機関が財団又は私的機関であった場合に,人や設備など,資金以外のリソース提供の状況を質問したところ,51%の試験でスポンサーが人や設備など,資金以外のリソース提供を受けたと回答した。
 アンケート調査の回答に基づき,解析対象となった51試験を対象に,ステップワイズ法を用いて説明変数の組み合わせを選択し,臨床試験の費用の総額を予測するためのモデルに構築すべく,重回帰分析を行った。「私的機関によるモニタリング又はデータマネジメント実施」及び「有効性又は安全性の第三者判定委員会の設置」の2つの説明変数について,p値が0.05未満であり,臨床試験の費用に統計学的に有意な影響があった。

【まとめと今後の課題】
 本研究開始までに,臨床試験の結果は資金提供組織の影響を受けること,及び臨床試験費用の調達及び適正な管理ができていないことが試験計画・結果の質を低下させている可能性がわかっていた。
 本研究では,製薬企業から資金を提供された試験で,結果から仮説を証明できる確率が高いことが示され,依然として製薬企業による資金提供がある場合に結果が製薬企業に有利になる場合が多いことが示唆された。その一方で,日本の多くの循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験では財団を介して製薬企業から間接的に資金が提供されているなど,試験費用の提供組織が不透明である試験が多い現状が明らかとなった。このことは,日本での循環器及び内分泌・代謝領域の大規模臨床試験の結果,ひいてはそれらの試験から得られたエビデンスに対して影響があり得ることを示している。また,「スポンサー」と「資金提供組織」の区別が十分できていないことがわかった。このような制約はあるが,今後に向けて臨床試験の資金を確実に調達するために,臨床試験の費用を管理する枠組み,より高い精度で予測するシステムを構築を試みた。
 本研究実施後,試験費用の提供に関する不透明性,及び試験費用調達及び管理の責務については,ガイドラインが整備され,一部改善された。しかし,すべての大規模臨床試験においてこれらが徹底されるためには,臨床試験の「スポンサー」に対する,予算管理の必要性及び予算管理の手法に関する教育・啓蒙がさらに必要であると考えている。その結果,適切に資金が管理された多くの試験の情報を含めてモデルを改良することで,試験コストを高精度に予測でき,計画的かつ透明性が確保された資金調達を可能にし,その結果,臨床試験の質が向上してよりよい科学的エビデンスが得られるものと考える。

この論文で使われている画像

参考文献

1) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編)2014高血圧治療ガイドライン2014ライフサイエンス出版:7,2014

2) 厚生労働省平成18年国民健康・栄養調査結果の概要,2006 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/04/h0430-2a.html (Accessed on 22 December, 2016)

3) 厚生労働省国民健康・栄養調査(平成19年),2007 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou09/index.html (Accessed on 22 December, 2016)

4) 厚生労働省平成23年度国民医療費の概況(平成25年11月14日),2013 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/11/dl/kekka.pdf (Accessed on 22 December, 2016)

5) 独立行政法人医薬品医療機器総合機構三共株式会社オルメサルタンメドキソミル申請資料概要(平成16年01月29日承認)http://www.pmda.go.jp/drugs/2004/P200400005/index.html (Accessed on 22 December, 2016)

6) 厚生労働省医薬局審査管理課長通知医薬審発第0128001号(平成14年1月28日)「降圧薬の臨床評価に関する原則について」http://www.pmda.go.jp/files/000156598.pdf (Accessed on 22 December, 2016)

7) Ogawa H, Kim-Mitsuyama S, Matsui K, Jinnouchi T, Jinnouchi H, Arakawa K. Angiotensin II receptor blocker- based therapy in Japanese elderly, high-risk, hypertensive patients. OlmeSartan and Calcium Antagonists Randomized (OSCAR) Study Group. Am J Med; 125 (10): 981-90, 2012.

8) 厚生省薬務局審査課長通知薬審第592号(平成7年5月24日)「致命的でない疾患に対し長期間の投与が想定される新医薬品の治験段階において安全性を評価するために必要な症例数と投与期間について」http://www.rsihata.com/guidance/pdf/052495YS592E.pdf (Accessed on 22 December, 2016)

9) International Council for Harmonisation of Technical Requirements for Pharmaceuticals for Human Use GUIDELINE FOR GOOD CLINICAL PRACTICE, ICH Harmonised Tripartite Guideline, 1996 http://www.ich.org/fileadmin/Public_Web_Site/ICH_Products/Guidelines/Efficacy/E6/E6_R1_Guideline.pdf (Accessed on 22 December, 2016)

10) Idänpään-Heikkilä JE. WHO guidelines for good clinical practice (GCP) for trials on pharmaceutical products: responsibilities of the investigator. Ann Med; 26(2): 89-94, 1994.

11) 独立行政法人国立病院機構受託研究費算定要領(2008年3月21日登録,2016年4月4日更新) https://www.hosp.go.jp/files/000042751.pdf (Accessed on 22 December, 2016)

12) 厚生労働科学研究費補助金特別研究事業治験コストに係る医療経済学研究平成17.年度総括研究報告書.主任研究者楠岡英雄.平成18(2006)年3月

13) PhRMA “PhRMA Biopharmaceutical Industry-Sponsored Clinical Trials: Impact on State Economies” Prepared by Battelle Technology Partnership Practice, Prepared for Pharmaceutical Research and Manufacturers of America (PhRMA), March 2015.

14) Sackett DL, Richardson WS, Rosenberg WMC, Haynes RB. Evidence-based medicine: How to practice and teach EBM. New York: Churchill Livingstone, 1997.

15) Als-Nielsen B, Chen W, Gluud C, Kjaergard LL. Association of Funding and Conclusions in Randomized Drug Trials A Reflection of Treatment Effect or Adverse Events? JAMA; 290(7): 921–8, 2003.

16) Djulbegovic B, Lacevic M, Cantor A, Fields KK, Bennett CL, Adams JR, Kuderer NM, Lyman GH. The uncertainty principle and industry-sponsored research. Lancet; 356: 635–8, 2000.

17) Golder S, Loke YK. Is there evidence for biased reporting of published adverse effects data in pharmaceutical industry-funded studies? Br J Clin Pharmacol; 66: 767–73, 2008.

18) Jørgensen AW, Hilden J, Gøtzsche PC. Cochrane reviews compared with industry supported meta-analyses and other meta-analyses of the same drugs: systematic review. BMJ; 333: 782, 2006.

19) Jørgensen AW, Maric KL, Tendal B, Faurschou A, Gøtzsche PC. Industry-supported meta-analyses compared with meta-analyses with non-profit or no support: Differences in methodological quality and conclusions; BMC Medical Research Methodology, 8: 60, 2008.

20) Lexchin J, Bero LA, Djulbegovic B, Clark O. Pharmaceutical industry sponsorship and research outcome and quality: systematic review. BMJ; 326: 1167-70, 2003.

21) Melander H, Ahlqvist-Rastad J, Meijer G, Beermann B. Evidence b(i)ased medicine--selective reporting from studies sponsored by pharmaceutical industry: review of studies in new drug applications. BMJ; 326: 1171-73, 2003.

22) Ridker PM, Torres J. Reported outcomes in major cardiovascular clinical trials funded by for-profit and not-for- profit organizations: 2000-2005. JAMA; 295: 2270-7, 2006.

23) 厚生労働省厚生労働科学研究における利益相反(ConflictofInterest:COI)の管理に関する指針(平成20年3月31日科発第0331001号厚生科学課長決定)(平成27年4月1日一部改正)(平成29年2月23日一部改正) http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/0000152586.pdf (Accessed on 30 October, 2017)

24) Drazen JM, Van Der Weyden MB, Sahni P, Rosenberg J, Marusic A, Laine C, Kotzin S, Horton R, Hébert PC, Haug C, Godlee F, Frizelle FA, de Leeuw PW, DeAngelis CD. Uniform Format for Disclosure of Competing Interests in ICMJE journals. NEJM; 361 (19): 1896-7, 2009.

25) 津谷喜一郎,平盛勝彦,細田瑳一,尾前照雄,佐藤喬俊,宮崎輝彦,黒岩好夫,上嶋健治,深見健一「JAMP study 最終報告」-わが国初の大規模臨床試験:その経緯と教訓-.循環器科; 58(5): 517-30, 2005.

26) 厚生労働省高血圧症治療薬の臨床研究事案に関する検討委員会高血圧症治療薬の臨床研究事案を踏まえた対応及び再発防止策について(報告書)(平成26年4月11日) https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000043426.pdf (Accessed on 25 July, 2018)

27) The VA/NIH Acute Renal Failure Trial Network. Intensity of Renal Support in Critically Ill Patients with Acute Kidney Injury. N Engl J Med; 359: 7-20, 2008.

28) The Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes Study Group. Effects of Intensive Glucose Lowering in Type 2 Diabetes. N Engl J Med; 358: 2545-59, 2008.

29) Massie BM, Collins JF, Ammon SE, Armstrong PW, Cleland JGF, Ezekowitz M, Jafri SM, Krol WF, O'Connor CM, Schulman KA, Teo K, Warren SR. Randomized Trial of Warfarin, Aspirin, and Clopidogrel in Patients With Chronic Heart Failure. The Warfarin and Antiplatelet Therapy in Chronic Heart Failure (WATCH) Trial. Circulation; 119: 1616-24, 2009.

30) Zacharski LR, Chow BK, Howes PS, Shamayeva G, Baron JA, Dalman RL, Malenka DJ, Ozaki CK, Lavori PW. Reduction of Iron Stores and Cardiovascular Outcomes in Patients With Peripheral Arterial Disease. A Randomized Controlled Trial. JAMA; 297(6): 603-10, 2007.

31) Duckworth W, Abraira C, Moritz T, Reda D, Emanuele N, Reaven PD, Zieve FJ, Marks J, Davis SN, Hayward R, Warren SR, Goldman S, McCarren M, Vitek ME, Henderson WG, Huang GD; VADT Investigators. Glucose control and vascular complications in veterans with type 2 diabetes. N Engl J Med; 360(2): 129-39, 2009.

32) Matchar DB, Jacobson A, Dolor R, Edson R, Uyeda L, Phibbs CS, Vertrees JE, Shih MC, Holodniy M, Lavori P, for the THINRS Executive Committee and Site Investigators. Effect of Home Testing of International Normalized Ratio on Clinical Events. N Engl J Med; 363: 1608-20, 2010.

33) Shroyer AL, Grover FL, Hattler B, Collins JF, McDonald GO, Kozora E, Lucke JC, Baltz JH, Novitzky D, for the Veterans Affairs Randomized On/Off Bypass (ROOBY) Study Group. On-Pump versus Off-Pump Coronary-Artery Bypass Surgery. N Engl J Med; 361: 1827-37, 2009.

34) Bardy GH, Lee KL, Mark DB, Poole JE, Toff WD, Tonkin AM, Smith W, Dorian P, Packer DL, White RD, Longstreth WT Jr, Anderson J, Johnson G, Bischoff E, Yallop JJ, McNulty S, Ray LD, Clapp-Channing NE, Rosenberg Y, Schron EB; HAT Investigators. Home use of automated external defibrillators for sudden cardiac arrest. N Engl J Med; 358(17): 1793-804, 2008.

35) Bostom AG, Carpenter MA, Kusek JW, Levey AS, Hunsicker L, Pfeffer MA, Selhub J, Jacques PF, Cole E, Gravens-Mueller L, House AA, Kew C, McKenney JL, Pacheco-Silva A, Pesavento T, Pirsch J, Smith S, Solomon S, Weir M. Homocysteine-lowering and cardiovascular disease outcomes in kidney transplant recipients: primary results from the Folic Acid for Vascular Outcome Reduction in Transplantation trial. Circulation; 123(16): 1763-70, 2011.

36) Lederle FA, Freischlag JA, Kyriakides TC, Padberg FT Jr, Matsumura JS, Kohler TR, Lin PH, Jean-Claude JM, Cikrit DF, Swanson KM, Peduzzi PN; Open Versus Endovascular Repair (OVER) Veterans Affairs Cooperative Study Group. Outcomes following endovascular vs open repair of abdominal aortic aneurysm: a randomized trial. JAMA; 302(14): 1535-42, 2009.

37) Gao G, Zheng Z, Pi Y, Lu B, Lu J, Hu S. Aspirin plus clopidogrel therapy increases early venous graft patency after coronary artery bypass surgery a single-center, randomized, controlled trial. J Am Coll Cardiol; 56(20): 1639-43, 2010.

38) Anderson, ML, Chiswell K, Peterson ED, Tasneem A, Topping J, Califf RM. Compliance with Results Reporting at ClinicalTrials.gov. N Engl J Med; 372:1031-9, 2015.

39) 栗山泰,上嶋健治,平盛勝彦,津谷喜一郎.JAMP以降の日本での循環器領域における大規模臨床試験のレビュー.臨床薬理;36(Suppl):S152,2005.

40) UMIN臨床試験登録システム(2005年6月1日新規掲載,2016年4月25日最終更新)http://www.umin.ac.jp/ctr/UMIN-CTR_Yougo.htm (Accessed on 22 December, 2016)

41) Hemminki A, Kellokumpu-Lehtinen PL. Harmful impact of EU clinical trials directive. BMJ; 332: 501-2, 2006.

42) 日本製薬工業協会「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」(2011年1月19日策定)http://www.jpma.or.jp/tomeisei/aboutguide/ (Accessed on 23 December, 2016)

43) Ross JS, Hill KP, Egilman DS, et al. Documents From Rofecoxib Litigation Related to Rofecoxib: A Case Study of Industry Guest Authorship and Ghostwriting in Publications. JAMA; 299(15): 1800-12, 2008.

44) ノバルティスファーマ株式会社慢性骨髄性白血病治療薬に関する4臨床研究についての社外調査委員会の報告について(2014年5月19日) https://www.novartis.co.jp/about-us/credibility/background-iit/bg-iit-20140519 (Accessed on 30 October, 2017)

45) 帝人ファーマ株式会社市販後調査における弊社MR(医薬情報担当者)の調査票への代筆行為について(2016年5月10日) http://www.teijin-pharma.co.jp/information/2016/20160510.html (Accessed on 30 October, 2017)

46) Emanuel EJ, Schnipper LE, Kamin DY, Levinson J, Lichter AS. The Costs of Conducting Clinical Research. J Clin Oncol; 21 (22): 4145-50, 2003.

47) 文部科学省・厚生労働省「臨床研究・治験活性化5か年計画2012アクションプラン」(平成24年10月15日) http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/chiken/dl/121025_3.pdf (Accessed on 30 October, 2017)

48) 厚生労働省第85回科学技術部会(平成26年7月18日)資料2-3厚生労働科学研究費補助金研究事業の概要(平成25年度報告書) http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000- Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000051683.pdf (Accessed on 22 December, 2016)

49) National Institutes of Health. DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES, Fiscal Year 2010 Budget Request. http://officeofbudget.od.nih.gov/pdfs/FY10/NIH%20Director's%20Opening%20Statement%205-19- 09%20f.pdf (Accessed on 30 October, 2017)

50) Kushiro T, Mizuno K, Nakaya N, Ohashi Y, Tajima N, Teramoto T, Uchiyama S, Nakamura H; Management of Elevated Cholesterol in the Primary Prevention Group of Adult Japanese Study Group. Pravastatin for cardiovascular event primary prevention in patients with mild-to-moderate hypertension in the Management of Elevated Cholesterol in the Primary Prevention Group of Adult Japanese (MEGA) Study. Hypertension; 53(2): 135-41, 2009.

51) Bero LA, Rennie D. Influences on the quality of published drug studies. Int J Technol Assess Health Care; 12(2): 209-37, 1996.

52) Sismondo S. How pharmaceutical industry funding affects trial outcomes: causal structures and responses. Soc Sci Med; 66(9): 1909-14, 2008.

53) Higgins JPT, Green S. Cochrane Handbook for Systematic Reviews of Interventions, Version 5.1.0 [updated March 2011]: 8.5 The Cochrane Collaboration's tool for assessing risk of bias. http://handbook-5- 1. cochrane.org/ (Accessed on 30 October, 2017)

54) Lundh A, Sismondo S, Lexchin J, Busuioc OA, Bero L. Industry sponsorship and research outcome. Cochrane Database Syst Rev; 12: MR000033, 2012.

55) Lexchin J. Sponsorship bias in clinical research. Int J Risk Saf Med; 24(4): 233-42, 2012.

56) FDA Clinical Investigators - Disqualification Proceedings http://www.accessdata.fda.gov/scripts/SDA/sdNavigation.cfm?sd=clinicalinvestigatorsdisqualificationproceedin gs&previewMode=true&displayAll=true (Accessed on 22 December, 2016)

57) FDA FDA Debarment List (Drug Product Applications) http://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/FDADebarmentList/default.htm (Accessed on 22 December, 2016)

58) 厚生労働省 臨床研究法(平成二十九年法律第十六号) https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou- 10800000-Iseikyoku/0000163413.pdf (Accessed on 24 July, 2018)

59) 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 AMED による橋渡し研究,臨床研究・治験の推進について https://www.amed.go.jp/content/000004845.pdf (Accessed on 24 July, 2018)

参考文献をもっと見る

全国の大学の
卒論・修論・学位論文

一発検索!

この論文の関連論文を見る