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大学・研究所にある論文を検索できる 「フッ素18標識脳透過性ペプチド融合アフィニティータンパク質によるニューロイメージング」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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フッ素18標識脳透過性ペプチド融合アフィニティータンパク質によるニューロイメージング

盛戸, 貴裕 東北大学

2023.03.24

概要

アルツハイマー病 (AD) をはじめとした神経変性疾患の患者において脳内に沈着する異常タンパ
ク質の局在は、陽電子断層撮像法 (PET) により生体内で画像化することができる。近年では、脳内
の炎症反応である神経炎症の PET 薬剤が開発されるなど、画像化可能な脳内の疾患像が増えて
きている。しかし、従来の低分子化合物を用いた PET 薬剤では画像化できていない脳内の標的分
子も多く存在し、そういった標的分子を画像化する新たなアプローチが求められていた。PET 薬剤
の開発には特定の標的分子に強い結合親和性・選択性を持つ分子が必要であり、抗体をはじめと
したアフィニティータンパク質が腫瘍イメージング等に応用されている。また、近年では分子量が抗
体の 1/10 以下のアフィニティータンパク質である Affibody や Nanobody といった人工タンパク質も
開発され、問題であった抗体の薬物動態を改善することにも成功している。しかし、タンパク質の脳
移行性は極めて低いため、ニューロイメージングには応用されてこなかった経緯がある。タンパク質
に脳移行性を持たせることで、アフィニティータンパク質をニューロイメージングに応用できる可能
性がある。本研究ではまず、脳透過性ペプチドである ApoE ペプチドを、Affibody の一種である
AS69 に融合した分子、AS69-ApoE を設計し、それらをフッ素 18 で標識した 18F-AS69 と 18F-AS69ApoE を作製した。AS69 は、いまだ PET 薬剤開発に成功していない脳内分子 α-synuclein に結合
する Affibody であり、AS69 の脳内輸送により、α-synuclein の脳内イメージングができる可能性が
あった。 ...

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