リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

リケラボ 全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索するならリケラボ論文検索大学・研究所にある論文を検索できる

リケラボ 全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索するならリケラボ論文検索大学・研究所にある論文を検索できる

大学・研究所にある論文を検索できる 「脳波測定をつうじたシュタイナー教育における「手仕事」の分析」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

コピーが完了しました

URLをコピーしました

論文の公開元へ論文の公開元へ
書き出し

脳波測定をつうじたシュタイナー教育における「手仕事」の分析

井藤 元 山下 恭平 Gen Ito Kyohei Yamashita 東京理科大学 DOI:info:doi/10.20604/00003646

2022.03.18

概要

本論文は、シュタイナー教育における手仕事の意義を脳波測定によって明らかにすることを目指すものである。筆者らはこれまでにシュタイナー教育における諸実践のうち、フォルメン線描、オイリュトミー、ぬらし絵、楽器演奏者の脳波分析を行ってきた。本研究もその延長線上に位置づくものであり、シュタイナー学校の独自科目である手仕事の意義を実践従事者の脳波測定によって明らかにすることを目指すものである。本研究では、すでに脳波研究分野で実績のある脳波センサ MUSE を使用し、シュタイナー教育幼稚園にて長年教育実践のある指南役と、シュタイナー教育を受けたことのない成人(学習者)を被験者として、羊毛を用いた手仕事(糸紡ぎ、指編み、鳥の作成)実践時の脳波測定を行い、各被験者の脳波がいかなる状態となっているかを分析した。

この論文で使われている画像

参考文献

1 西平直『シュタイナー入門』、講談社現代新書、1999 年、12 頁。

2 井藤元、山下恭平、はたりえこ、徳永英司「脳波測定を通じたオイリュトミーの分析-シュタイナー教育の科学的検討に向けて」、『東京理科大学紀要(教養篇)』第 51 号、2019 年 a。藤元、山下恭平、徳永英司「脳波測定によるフォルメン線描の検討—デジタルペンタブレット上でフォルメン線描は可能か」『東京理科大学 教職教育研究』第 4 号、 2019 年 b。山下恭平、井藤元、徳永英司「フォルメン線描とマインドフルネス―脳波測定を通じたフォルメン線描の分析―」、『ホリスティック教育 / ケア研究』第 22 号、日本ホリスティック教育 / ケア学会、2019 年 c、井藤元、山下恭平、徳永英司「脳波測定を通じたぬらし絵(にじみ絵)の分析」、『東京理科大学 教職教育研究』第 5 号、 2020 年 a、山下恭平、井藤元、徳永英司「デジタルペンタブレットを用いてぬらし絵は可能か−ぬらし絵実践時の脳波測定」、『ホリスティック教育 / ケア研究』第 23 号、日本ホリスティック教育 / ケア学会、2020 年 b。

3 シュタイナー学校における手仕事の詳細については、フライヤ・ヤフケ(高橋弘子訳)『シュタイナー幼稚園の遊びと手仕事―生きる力を育む 7 歳までの教育』、地湧社、2009 年、井藤元『シュタイナー学校の道徳教育』、イザラ書房、2021 年、横浜シュタイナー学園「野ばら 特集 教育に息づく色彩」第 21 号、2016 年、横浜シュタイナー学園「野ばら 特集 手から育つもの」第 19 号、2014 年、横浜シュタイナー学園「野ばら」第 5 号、2007 年を参照。

4 F.C. Kao, Y.K. Lin, and C.C. Hung,“Brainwave Analysis During Learning,”Advanced Science Letters ., vol. 19, no. 2, 2013, pp. 439–443.

5 野田さとみ、佐久間春夫「手指の運動を伴う遊びにおける脳波および覚醒度・快感度の変化について」『バイオフィードバック研究』vol. 36、no. 1、2009 年、41–46 頁。

6 鈴木明子、迫秀樹、佐藤希代子「運針熟練・未熟練者の指貫使用に伴う作業効率及び生理反応の比較:心臓血管・呼吸活動および脳波活動を指標にして」『日本生理人類学会誌』vol. 5、no. 3、2000 年、7–14 頁。

7 井藤元、山下恭平、徳永英司「シュタイナー教育における楽器演奏時の脳波の分析」『東京理科大学 教職教育研究』第 6 号、2021 年。

8「MUSE TM | Meditation Made Easy」. [Online]. Available at: http://www.choosemuse.com/.[参照:2021 年 9 月 10 日].

9「Mind Monitor」. [Online]. Available at: https://mind-monitor.com.[参照:2021 年 9 月 10 日].

10「Mind Monitor」. [Online]. Available at: https://mind-monitor.com.[参照:2021 年 9 月 10 日].

11 宮内哲「脳を測る」『心理学評論』、vol. 56、no. 3、2013 年。

12 P. Bashivan, I. Rish, and S. Heisig,“Mental State Recognition via Wearable EEG,”ArXiv160200985 Cs , 2016, Accessed: Nov. 26, 2021. [Online]. Available: http://arxiv.org/abs/1602.00985

13「MUSE TM | Meditation Made Easy」. [Online]. Available at: http://www.choosemuse.com/.[参照 : 2021 年 9 月 10 日].

14「MUSE 公式 HP』および、J. Kasperiuniene, M. Jariwala, E. Vaškevičius,S. Satkauskas Affective Engagement to Virtual and Live Lectures ,2016, pp. 499–508. および、長嶋洋一「脳波センサ "MUSE" は新楽器として使えるか」『情報処理学会研究報告』、2016 年、2 頁

15 O. E. Krigolson, C. C. Williams, A. Norton, C. D. Hassall,F. L. Colino ,Choosing MUSE: Validation of a Low- Cost, Portable EEG System for ERP Research, Front. Neurosci ., vol. 11.,2017.

16 長嶋洋一「脳波センサ "MUSE" は新楽器として使えるか」、『研究報告音楽情報科学(MUS)』, vol. 2016-MUS-110、no. 11、2016 年、1–8 頁。

17 P. Pan, G. Tan &A. A. Phyo Wai, Evaluation of Consumer-Grade EEG Headsets for BCI Drone Control, IRC CONFERENCE ON SCIENCE, ENGINEERING, AND TECHNOLOGY , 2017, 参照:2021 年、7 月 18 日. [Online]. Available at: http://oar.a-star.edu.sg:80/jspui/handle/123456789/2149.

18 J. Kasperiuniene, M. Jariwala, E. Vaškevičius,S. Satkauskas, Affective Engagement to Virtual and Live Lectures, 2016 ,pp. 499–508.

19 S. Bhayee ほか , Attentional and affective consequences of technology supported mindfulness training: a ran-domised, active control, efficacy trial,BMC Psychol . vol. 4, no. 1,2016 , p. 60

20「MUSE TM | Meditation Made Easy」. [Online]. Available at: http://www.choosemuse.com/.[参照:2021 年 9 月 20 日].

21「日本マインドフルネス学会 公式サイト」. http://mindfulness.jp.net/[参照 2021 年 9 月 20 日].

22 井藤元、山下恭平、徳永英司「シュタイナー教育における楽器演奏時の脳波の分析」『東京理科大学 教職教育研究』第 6 号、2021 年。

参考文献をもっと見る

全国の大学の
卒論・修論・学位論文

一発検索!

この論文の関連論文を見る