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大学・研究所にある論文を検索できる 「Evaluation of allelopathic potential plants from Bangladesh and identification of allelochemicals」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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書き出し

Evaluation of allelopathic potential plants from Bangladesh and identification of allelochemicals

Begum, Kohinoor 東京農工大学

2021.12.13

概要

(別紙様式

14)
2020 年 8月19 日

論文の内容の要約


KOHINOOR BEGUM



学位の種類

博士(農生)

学府又は研究科・専攻

連合農学研究科

指導を受けた大学

東京農工大学

学位論文名

Evaluation of Allelopathic Potential Plants from Bangladesh

生物生産科学専攻

and Identification ofAllelochemicals

【論文の内容の要約】
東南アジア諸国においても、 除草剤の過剰使用による除草剤抵抗性雑草の増加や外来雑
草の 増加が問題となっている。 アレロパシ ーは、 活性が強い植物を被覆植物として利用す
ることによる耕種的防除法や新たなアレロケミカルを発見することでこれらの 問題に役立
っと考えられる。 そこで、著者の母国バングラデシュにおいて、 アレロパシ ー 活性の 強い
植物の探索を行い、活性の強かった植物については、そのアレロケミカルの同定を試みた。
バングラデシュにおいて、 70 科 252 種の植物のアレロパシ ー活性を 、 葉や植物体から出
る 物質によるアレロパ シ ー 活性を検定するサンドイ ッチ法(SW法)で検定し結果、
Couroupita guianensis (サガリバナ科ホウガンノキ)、

Phyllanthus emblica (コミカン

ソウ科ユカン)、 および Acacia concinna (マメ科シカカイ)のいずれも果実が極めて高い

活性を示した。

活性が最も強かったホウガンノキ果肉は土壌すき込み試験で雑草の生育を

阻害した。 含まれる作用成分を分析した結果、 候補物質のひとつとしてインジゴ(indigo)を
同定した。 インジゴは藍や印度木藍などに含まれる天然の青色色素であり、 染料や食品添
加物として広く用いられているが、 これまでに植物生育阻害活性が報告されたことはなく、
これが最 初の 報告である。
つぎに、植物体から放出される揮発性物質によるアレロバシ ー活性を検定するディッシ
ュパック法で 、 40 科 103 種の植物を検定した結果、 Sapindus mukorossi (ムクロジ科ム

クロジ)の 果皮が最も強い活性を示し、 97 %阻害とほぼ完全に検定植物レタスの生育を阻
害した。 これに次いで 強い活性を示したのは 、 Cassia nodosa (マメ科ジャワカッシア)

の葉と、 Kaempferia galangal

(ショウガ科バンウコン)の根であった。 ディッシュパッ

ク法を改良しより簡素化した The single petri dish (SPD)method を開発した。 揮発性物質

による阻害活性が最も強かったムクロジに含まれる揮発性植物生育阻害物質を GC·MS で
分析した結果 、 アサロン(asarone) を侯補物質として検出した。 アサロンは抗菌、 殺虫活性
が知られているが、 雑草抑制効果が報告されたのはこれが初めてである。

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