書き出し
太陽風磁気流体乱流の数値シミュレーション
概要
本研究課題では流体系を中心とした次元乱流の計算を中心に研究を進める。流体系を中心とした議論を行う背景としては、乱流の統計的性質の議論を行う上では自由度波数モード数を十分確保した空間次元計算が必要であること、比較可能な乱流のモデルに磁気流体系を基にしたものが多いこと、太陽風プラズマのグローバルな空間非一様性や数値計算の粗視化スケールと乱流の統計的性質の関連が流体系においてもまだ明らかではないこと、等が挙げられる。
本年度は、多次元磁気流体波[e.g., Primavera et al, ApJ, 2019]を中心に計算を行った。具体的には、アーク偏波(arc-polarized)のパラメトリック不安定性の磁気流体波[e.g., Del Zanna, GRL, 2001]について計算を行った。