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大学・研究所にある論文を検索できる 「Skin dysbiosis promotes autoimmune inflammation via neutrophil activation and the IL-23/IL-17 axis.」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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Skin dysbiosis promotes autoimmune inflammation via neutrophil activation and the IL-23/IL-17 axis.

照井 仁 東北大学

2022.03.25

概要

全身性エリテマトーデス(Systemic lupus erythematosus SLE)は自己免疫疾患であるが、その病態機序は完全には解明されておらず、治療も困難であることがしばしばある。近年、鼻腔や腸の微生物叢が SLE の発症に関与していることが示されているが、皮膚細菌叢の影響についてはまだ明らかになっていない。本研究では、黄色ブドウ球菌を皮膚に長期的に塗布した表皮特異的 IκBζ欠損マウス(NfkbizΔK5 マウス)が、SLE に関連する自己抗体と IgG 沈着を伴う糸球体腎炎を発症することを示した。黄色ブドウ球菌を皮膚に塗布すると、表皮において抗菌ペプチドの発現が低下した NfkbizΔK5 マウスの皮膚における黄色ブドウ球菌が増生し、カスパーゼを介した表皮細胞アポトーシスと好中球の活性化が促進され、さらに樹状細胞や T 細胞を活性化することで IL-23/IL-17 軸を主体とした免疫反応が誘導される。その免疫反応の増強により NfkbizΔK5 マウスは SLE様の自己免疫疾患を発症する。最後に、抗 IL-12p40 抗体ではなく抗 IL-23p19 抗体を投与にて、これらの全身性自己免疫炎症反応が抑制されることを示した。本研究を通じて、我々は SLE として新しいモデルマウス確立し、自己免疫炎症の発症ににおける皮膚細菌叢の重要性を明らかにした。

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