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堆肥・生堆肥の特性理解し長期的視点で使いこなす : 目的に沿った利用方法と効果

谷 昌幸 帯広畜産大学

2020.10.23

概要

堆肥・生堆肥の特性理解し長期的視点で使いこなす
 : 目的に沿った利用方法と効果
著者
雑誌名


ページ
発行年
URL

谷 昌幸
ニューカントリー
67
10
13-17
2020-10
http://id.nii.ac.jp/1588/00004670/

また、 肥 料成分 と有機物

する。

て 肥 料 効 果 が増進 さ れ る 。

供 給 効 果 は 相 反 関係 にあ る

高くなる など 、造 粒 によ っ

が認められ てい る 。 これ に
今 後、 多様 な 作 物 を 対象

(お お む ね 肥 料 成 分 含 量 が

こ の 例 でも その よ う な 傾 向

粒 )区 よ り や や 低 収 だ っ
よ り 降 雨によ る 硝酸 性 窒 素

に、 混 合 堆 肥 複 合 肥 料 の 有

収量 比は 引 と 混 合堆 肥 (造
た。

の 流亡 が減 少 し 、 窒 素 の 利

肥料取締法の改正で
より柔軟な配合可能に

と 肥 料 が混 合さ れ た 後、 粒

塩基 の 溶 脱 およ び 土壌 凶の

用 率 が向 上す る と と も に、

成肥 料に比 べ てか なり多 く

肥 料 は 施 用 量 自体 が 高 度 化

有 機物 供 給効 果 を重 視し た

に応 じた 肥 料を選 択 す る 。

果 が高 い )の で、施 用目的

低 い も の ほど 有 機 物 供 給 効

の 促進 の た め に も 、 よ り 柔

散 布 労 力 の 軽 減 や 土づ く り

制約 が あ る た め 、 さ ら な る

混 合 割 合 が5割 以 下な ど の

が 見 込 ま れ る 一方 、 堆 肥 の

の 活 用 に関 し て 一定 の 効 果

混 合堆 肥 複 合肥 料は 堆 肥

状ま た は ペレ ット 状に造粒

変 動 が 抑 制さ れ る 。 ま た 、
原 料 堆 肥 につ い て は 公 定

が高 い た め、

して水 分 含量

の堆肥と比較

糞の堆肥は他

用牛 や肉牛 の

る 。 特 に、 乳

る必要があ

る か を確 認す

に適合し てい

り、 公 定 規格

成分 分 析 によ

す る 必要 があ る 。

助的 手 段 で あ る こ と に 留 意

複 合肥 料は 有 機物 供 給の 補

べ て 少 な い た め、 混 合堆 肥

堆 肥 の 一般的 な 施 用 量 に 比

回当 た り の 堆 肥 投 入量 は 、

割 合 か ら 算 出さ れ る 施 肥 1

合肥 料中 の 原料堆肥 の 使用

供給 効 果 を 発 揮 す る が 、 混

連用 す る こ と に よ り 有 機 物

施 用 に 留 音山
が必要 であ る 。

ま た は 調 整す る な ど 効 率的

る と と も に、 特 別栽 培 や Y

の 対 応 が よ り 一層 強化 さ れ

化 や 土づ く り 、 低 コス トへ

選 択 肢 が格 段 に増え 、 省 力

よ り堆 肥 を施 用 す る 上での

になる 予定であ る 。これに

付け ら れ 、 生 産 で き る よ う

定 混 合 肥 料 」 が 新 た に位 置

原 則自 由に配 合 でき る 「指

特 殊 肥 料 、 土壌 改 良 資 材 を

の 改 正 に よ り 、 普通肥 料 、

昨年 公 布さ れ た 肥 料 取 締 法

る。 こ の た

用されてい

資材 が多 く 使

そ の 全て が化 学 肥 料 と 同等

方 、 堆 肥 に含ま れる 成分 は

る よ う 規定 さ れ て い る 。 一

規格 では 全 成 分 量 を 保 証 す

混 合堆 肥 複 合肥 料の 公 定

引用文献】


待 さ れる 。

境 保 全型 農 業 への 利 用 が期

ど を 行 った り し て 、 好 気性

返 し し た り 、 通気や 撹 搾 な

し て 堆 積 し 、 定 期的 に 切 り

て 水 分 を 約 ωi m % に 調 整

がく ずな ど の 副 資 材 を混 ぜ

の 有 機 性 廃 棄物 と 麦稗 や お

堆肥と は 、 家畜 糞 尿など

さ ら に 、 酸 素 が 不 足し て い

が起 こ ら な い (写 真 1左 )。

を 行 っ て も 、 好 気的 な 発 酵

堆 肥 盤 に堆 積 し て切 り返 し

な ど が少 な い た め、い くら

牛 糞 尿は 、水 分 が高 く 敷 料

トー ル牛 舎 か ら 排 出さ れ る

も の で あ る 。 特 に フ リ lス

本土 壌 肥 料

・加 藤 ら 「 混合 堆 肥 複 合 肥 料 の

開発と これ から 」

学 雑 誌 別 巻3 号 、 2 7 2 1 2 7
6 .寸、 2 0 1 7 年
混合 堆 肥 複 合 肥 料 の 製 造 と そ の

・農 研 機 構 「 技 術 マ ニ ュ ア ル

分 が減 少 す る と と も に、 雑

ω℃ 以 上 の 高 温 と な り 、 水

す る 多 量 の エ ネ ルギ ー で

え る 重 要 な有 機物 資源 と し

る つ も り は な い 。道 内で使

生 堆 肥 は 悪 い な ど と 区 別す

ただし、 堆肥は 良くて、

す こ と が重 要 であ る 。そ れ

肥 料の 施 用 量 を適切 に減 ら

る 肥 料分 を考 慮し て、化 学

利用」 2 0 2 0 年

草の 種 子 や 病 原 性 微 生 物 な

て、 それぞ れの 特性 や 効 果

を 考 慮 し な い と 、 当 然の こ

か くはん

北海 道 の 家 畜 排 せつ物 の

ど が 死 滅す る 。 さ ら に 、 十

を 理 解 し 、 ど の よ う に活 用

と な が ら養 分 が過 剰 と な

も 多 い の に対 し 、道 内では

鶏な ど に 由 来 す る 排 せ つ 物

水 分 が約 幼% 以 上と 高 く 、

糞 尿 の 場 合によ く 見 ら れ、

一方 、 生 堆 肥 は 乳 用 牛 の

酸 、 カリ な ど の 肥 料 成 分 が

用 す る 場 合、 窒 素 、 リ ン

堆 肥 や 生堆 肥 を圃 場 に施

由 来 す る タ ン パ ク質 、 尿 に

る 。 家畜 の 糞 尿 には 、 糞に

が最 も 違 う の は 窒 素 で あ

肥 料成分 の 中 で、 その 効 果

12
2020. 10


混 合堆 肥 複 合肥 料は 堆 肥

さ れる 。粒 の 内部は 施 用 後
造 粒 に よ っ て 土壌 と の 接 触
規格 で定 め ら れ た 項 目 があ

効 性 の 検 証 が待 た れ る 。

に還 元 的 と な り 硝 酸 化 成

面積 が 減 少 す る た め 、 土 壌

堆 肥 化 時 に副

め、 堆肥の 成
の 肥 効 を示 す わけ で は な

微 生 物 と 酸 素 の 働 き で発 酵

る た め嫌 気 的 な 微 生 物 に



分 値 が変動 し
い 。 特 に牛 糞 堆 肥 で は 窒 素

cl e anな ど の 環

C/ N 比が 公



定 規格 の 日 を
成 分 の 多 く が有 効 化 し な い

ES

超え る も の が
の で注 意 を要 す る 。

さ せて つ く った も の であ る

よ って 有 機 物 がゆ っく り と



多 い の で留 意

ら 切 り 返 し て も 、 通気し で
も 発 酵 が起 こ ら な い 、 い わ

(写 真 1右 )。 大 切 な の は

分 解 さ れ 、 硫化 水 素 や メ タ

ゆ る 生 の 糞 尿 に 近 い 状 態の

が十 分 にあ る 状 態

ン な ど 作物 や 環 境 に有 害 な

ば っか ん

を つ く り 出し 、 自 然界 の 微

物 質 が 放 出さ れ る と と も あ

発 生 量 は 年 間約1800 万

分 な 発 酵 と 腐 熟 を 行 った 堆

す る か が大切 であ る 。

H

生物 に 有 機 物 を 分 解 さ せ る

る。


シで 、 こ の う ち 乳 用 牛 由 来

肥 に は 、 作物 に 対 し て さ ま

牛 糞 尿 の 発 生 量 が圧 倒的 に

酸 素 が内部 へ十 分 に供 給 さ

ど の く らい 効 く の か を理解

由来 す る 尿 素 な ど 、 微 生 物

ならない 。

が約 7 割 、 肉 用 牛 由 来 が 約

ざ ま な 機 能 性 を持 つ腐 植 物

多 く 、しかも酪農 や畜 産が

れ な い た め 、 好 気性 微 生 物

し 、 堆肥など から 供 給さ れ

影響 を 及ぼ す こ と も あ る 。

り、 作物 の 生 育 や 品質 に悪

2割 と 牛 の 排 せつ物 が約 9

質 が生 成 さ れ る 。

盛ん な 地 域 に 偏 在 し て い る

が働 く こ と ができ ず、い く

堆 肥 と 生堆 肥 に含ま れる

の が特徴的 であ る 。

堆肥と生堆肥では
窒素の効果が異なる
割 を 占 め る 。道 外 では 豚 や


酸素

こ と であ る 。 そ の 際 に発 生

十分発酵させた堆肥と
生の糞尿に近い生堆肥

写真
スイー卜コ ー ン
の 生育状況( 中
央農試予備試験、
2019年)

肥料効果と有機物供給

目的に応じ肥料を選、

(ア ン モ ニア 態窒 素 の 硝 酸

軟な 配 合 が望 ま れ て い た 。

1995年筑波大学大学院農学研究科
修了。 博士(農学)。 同年帯広畜
産大学畜産学部助手、2003年同大
助教授、15年から現職。1968年大
阪市生まれ。

な る の で 、 散布 機 械 を 選 定

帯広畜産大学
れら を混 同し てい ては 話 に

グローパルアグロメディシン
研究センター教授

る た め、 供 給 予 定 の 堆 肥 の

農 業 現場 での 堆 肥 の 利用
や 効 果 を語 る 上では 、好 気

的 な 発 酵 が行 わ れ た 本 当 の


堆 肥 」 なの か 、 水 分 が高
く て 好 気的 な 発 酵 が 進 ん で

い な い い わ ゆ る 「生 堆 肥 」
な の か 明 確 に 区 別す る 必 要
があ る 。 現 場 的 には ど ちら

も 堆 肥 と 呼ば れ て い る が 、
堆 肥 と 生 堆 肥 は 特性 や 使 い

5)施肥窒素利用率=(各試験区の窒素吸収量 一 無窒素区の窒素吸収量(2.9))÷窒素施肥量
×100

によ る リ ン 酸 の 固定 量 が少

4)使用した原料やその比率は混合堆肥(造粒) 区と同 一 だが、混合・造粒していない。各資
材を圃場で施用

な く な り、リ ン酸 の 肥効 が

I
6.1
I
9.6

年間約1800万ト


家畜排せつ物が発生

3)混合堆肥分析値は窒素7.9% (うち有機態窒素35%)。なお有機態窒素は牛糞堆肥、ひまし
油かす、米ぬか油かす由来

る こ と が知 ら れ て い る が、

4>

態 窒 素 へ の 変 化 ) が 遅 延す

I
95


混合堆肥(造粒)区

長期的視点で使いこなす

方 が 違 う 全 く の 別物 で 、 こ

北海道の生産現場で施周される生堆肥(左)と堆肥(右)
写真1

昌幸
たに

まさゆき



I 1.284 I 91 I 8.1 I 5.1 I 20.5
混合堆肥(未造粒)区
1)窒素、リン酸、カリの施肥量はそれぞれ10a当たり15kg、15kg、13kg
2)硫安、過石、硫加を用いた

目的に沿った利用方法と効果

22.4
I 1,332 I

化学肥料区(対照)

2>

|全養分吸収量(kg/lOa)
|窒素|リン酸| カリ
I 10.7 I 6.1 I 23.9

施肥窒素
利用率 5) (%)
52
規格内収量
(kg/lOa) I 比
I 1,410 I 100
1)
試験区

堆肥・生堆肥の特性理解し

混合堆肥複合肥料の施用によるスイートコーンの収量性(中央農試予
備試験、2019年)
表2

ニューカントリ
2020. 10


カントリ


ニュ

13

堆肥利用に追い風
技術特集

ため 、 多 量に 施 用 し た場 合

深 い 所 に す き 込 むこ と は 絶

施用 後は 、プ ラ ウ など で

の 水 に 溶 け る有 機 物 ( 溶 存

が 高 ま ると と も に 、土 の 中

り 、 士の 中 の 微 生 物 の 活 性

よ っ て 分 解 さ れ るこ と に よ

生 堆肥 が 土 の 中 の 微 生 物 に

れ に く い 難 分 解 性有 機 態 窒

に は リ ン酸 肥 料 を 減ら し て
分 解 性有 機 物が 多 く含ま れ

対 に 避 け る。 生 堆肥 に は 易

であ る。

分 解 性有 機 態 窒 素 が 多 量 に
素 が 多 量 に 含 ま れ る。 その
い く こ と が 必 要と なる。

で き る 可 能 性が 極 め て 高 い

含 ま れ る。 その た め 、 元の
ため 圃 場に 施用 し ても土の

め 、微生 物に よっ て分解 さ

糞 尿に や や 近 い 生 堆 肥 を 圃
ゆっ く り と し か 進 ま ず 、 作

中 の 微 生 物 に よ る無 機 化 は

に よっ て分解 され や すい易

場 に 施 用 す ると 、 土 の 中 の
物 が 吸 収 で き る ア ン モ ニア

中で 酸 欠状 態に なり 、 根 の

ですき 込んでしまうと 土の

M 程度ま
る た め 、 深 さ m州 市rJ

呼べ る 方 法 で あ る 。

北海道 版

り が 良い 土 に なっ て い く 。

有 機 物 )が 増え 、 養分 の 巡

生堆肥は春か夏に施用
微生物による分解促す

微生 物に よ っ て速 や かに 無

機 化 さ れ 、 作 物 が 吸 収で き
生 堆肥 を 圃 場 に 施用 す る

生 育 を 阻 害 す る硫 化 水 素 な



態 窒 素 や 硝酸 態 窒 素 な ど の
場 合 、易 分 解 性有 機 態 窒 素
ど が 発 生 し て し ま う 危険 性

H

る ア ン モ ニア 態 窒 素 や 硝 酸

無 機 態窒 素はわ ず かしか供
を土の 中の 微生 物に 分解 さ

N

態窒 素など の 無 機 態窒 素が

給 さ れ な い ( 図 1)。

土 ごと 発 酵

多 量 に 供 給 さ れ る( 図1)。

の 一部 は 腐 熟化 に 伴 っ て 腐

微生 物に よ り 分解 され、 そ

態 窒 素 の ほと ん ど が 好 気 性

肥 化 の 過 程 で 易 分 解 性有 機

一方 、 堆肥 の 場 合 は 、 堆

め 、 その 大部 分 は 化 学 肥 料

ム イ オ ンと し て 存 在 す るた

も 糞 尿で も 基 本 的 に カ リ ウ

な い 。 特に カ リ は 、 堆 肥 で

よ う な 大き な 違 い は 見 ら れ

は 、 堆肥 と 生 堆肥 で 窒 素の

リン酸やカリについて

散 布時 に まき ム ラが でき て

ンで は
ンが 理想 で 、213 ト


す る 量 は 刊バ 当 た り415

時 期 は 春 か 夏 が 良い 。 施用

な る。 その た め 、 施 用 す る

せ るに は 高 い 地温 が 必 要 と

を 防ぐ に は 重 要 で あ る 。

吸 収さ せ るこ と も 窒 素 過 剰

る窒 素 を 作 物 や 緑肥 な ど に

し、無機 化 され て放 出 され

号M 程 度 ま で の 表 層に 混 和

が あ る。 酸 素 が 多 い 深 さ 刊

物によって分解されてお

機 物の 大部 分 が 好気 性微 生

原 料 に 含 ま れ る 易 分 解 性有

堆 肥 は 、 その 製 造過 程 で

堆肥は腐植化度により
発根促進などの効果も

植 物 質 に取 り 込 ま れ る た
し ま う 可 能 性が 高 い (20
17年7 月号 「土 の 力 を 引

の 発根を促進したり 、養分

植 物質 が 多 い 場合は、作 物

り 、 特に 水 に 溶 け る 溶 存 腐

物質が含まれることがあ

ず など に は 含 ま れ ない腐 植

る 家 畜 糞 尿、 麦 稗 や お が く

なお 堆肥 に は 、原 料 で あ

果 など が 期 待 で き る。

こ と で 作 物 への 生 育 促 進効

か ら 下 層へと 移 動 し て い く

イ オ ス テ ィミ ュラ ン ト の 一

報告 さ れ て お り 、ま さ に バ

ま ざ ま な 効 果 が あ ると と が

溶存腐 植 物質も古くからさ

れ て い る。 堆肥 に 含 ま れ る

パを 中 心 に 世 界 的 に 注 目 さ

刺 激 剤 ) と 呼び 、 ヨー ロッ

オ ス テ ィミ ュラ ン ト 」( 生 物

質や微生 物の こ と を「 バイ

態をもたら すさ まざ まな物

物 や 土 壌 に よ り 良い 生 理状

機 態 リ ン 酸 で 、作 物 が 利用

が 水 溶 性な い し ク 溶 性 の 無

含 ま れ るリ ン 酸 の9割以上

に づ い て も 、 特に 堆 肥 で は

こ と が 必 要 と な る。 リ ン酸

断を 定 期 的 に チ ェッ ク す る

過 剰に なら ない よ う 土 壌 診

こ と や 、 土 の 交 換 性カ リ が

含 む肥 料 を 適 切 に 減 肥 す る

給 さ れ るた め 、カ リ ウ ム を

が 作 物 に 利用 で き る形 で 供

合 、 それ ら に 含 ま れ るカ リ

堆肥を多量に施用した場

る 。 逆 に 言え ば 、 堆肥 や 生

と同 等 の 効 果 が 期 待 で き

的 発 酵 と 腐 熟化 に よ り 原 料

参 照)。 堆 肥 化 と は 、 好 気

の力を引き出す ・
実 践編 」

成さ れ る ( 口年6 月号 「土

に 含 ま れ ない腐 植 物質 が 生

次 発 酵 ) が 進 むこ と で 原 料

有 機 物の 緩や かな分 解 (二

ス や リ グ ニン な ど 難 分 解 性

( 一次 発 酵 ) と 、 セル ロー

よ る温 度上 昇 を 伴 う 発 酵

肥 化 過 程 で 好 気 性微 生 物 に

と なっ て し ま う の で 要注 意

布 す ると 、 極 端 な カ リ 過 剰

り 、と れ 以上 の 生 堆 肥 を 散

叩バ 当 た り 日i uJ 4 と な

るの で 、カ リ 施用 量と し て

度 、 リ ン 酸 と カ リ は 10
0% が 肥 料 と し て 効 い て く

る 。 と の う ち 窒 素 はω% 程

Jフが 施 用 さ れ る こ と に な

キロ
呼 、 カ リ と し て 日1 同J

J 4 、 リ ン酸 と し て518

用 す ると 、 窒 素 と し て 約 日

ン施
生 堆 肥 を 刊バ 当 た り5 ト

実 践編 」参 照)。
き出す ・

長650 ナノれ の 吸 光 度 を 測

液で腐 植 物質 を抽 出 し、 波

ら ピ ロリ ン 酸 ナ ト リ ウ ム 溶

2)。 腐 植 化 度 は、 堆 肥 か

差 が あ っ た( 次 ペ l ジ 図

り 腐 植 化 の 度合い に 大き な

範 囲 で 平 均 は 問 、 試料 に よ

こ ろ 、腐 植 化 度 は71 似の

い て腐 植 化 度を 測 定 し たと

れ た 家 畜 糞 尿堆 肥 必点 に つ

北海道 十 勝 地域 で 製 造 さ

抑え る こ と が 大 事 で あ る 。

学肥 料 の 施用 量を 最 小 限に

さ れ る肥 料 分 を 考 慮 し 、化

場 合 に も、 生 堆肥 か ら 供給

培す る の が 良 い 。 い ず れ の

は り 表 層に だ け 混 和 し て 栽

コシ 作 付 け 前 に 施 用 し 、 や

で あ れ ば 、 飼料 用 ト ウ モ ロ

る。 酪農 や 交換 耕 作 の 場 合

る土 壌 改 良効 果 が 期 待 で き

込 むと 、有 機 物 や 緑肥 に よ

培し て 秋 前 に 土 の 中 に す き

え ん 麦 な ど の 緑肥 作 物 を 栽

て 表 層、だけ に 軽 く 混 和 し 、

麦 収穫 後 に 生 堆 肥 を 施 用 し

畑作 の 場 合 で あ れ ば 、 小

る か ど う か を確 認 す る に

堆肥 の 腐 植 化 が 進 ん で い

は た っ たl割ほど し か な い

で は 、腐 植 化 度が 高 い 堆肥

る 。 こ の 調 査 の 必点 の 堆 肥

高 い こ と が認 め ら れ て い

ミ ュラ ン ト と し て の 効 果 が

の 中の 水 に 溶け 込み、表 層

あ り 、 表 層に 施 用 す ると 土

質 )が 多 く 含 ま れ る場 合 が

る 腐 植 物 質( 溶 存 腐 植 物

ま し い。 堆肥 に は 水 に 溶 け

の 表 層に 混 和 す るこ と が 望

の で は なく、深 さ印弓 まで

ウ など で深 い所に すき 込む

用 後 は 生 堆 肥 と 同 様、 プ ラ

給 さ れ る 可 能 性が 高 い 。 施

と リ ン酸 や カ リ が 過 剰に 供

ン以上 施 用 す る
理想 で 、3 ト

ンが
量 は 叩バ 当 た り213 ト

時 期 は 限定 さ れ ない。 施用

に なっ て い るの で 施 用 す る

り 、 安定 化 し た 有 機 物 資 材

混 ぜ 、ろ 過 し た 液 の 色 を 見

か黒 ければ
抽出液、
腐植化、
が進んでいる

こ と に なる。

の 吸 収 を サポ l 卜 し た り す

初以上 の 堆 肥 に 含 ま れ る溶

で の 研 究で は 、腐 植 化 度が

H

進 す る技 術 と も い え るが 、

H

堆肥 化 が 全て腐 植 化 に つ な

0

た だ し 、 堆肥 全てが 機 能

0

性を 持 っ た 溶 存 腐 植 物 質 を

3.施用効果

無機化

の 養 分 で は な い が 、 直 接的

肥1に 対 し て 同 倍 の 水 を 加

EE2UEEEEE三�亙

るの が 一番 簡単 で あ る。 ...

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