論文の公開元へ第19回数学総合若手研究集会 : 数学の交叉点
概要
大学院生および若手研究者により組織・運営されている数学総合若手研究集会も 2022 年度で第 19 回を
迎えることとなりました。当研究集会は、数学に関わる物理・化学・経済・工学・医学などの様々な分野
の若手研究者の講演の場となることで、研究の発展および人的ネットワークの構築を目的として行われて
きました。近年、多くの分野で数学的手法が取り入れられているなか、当研究集会のように数学を中心と
した分野間交流を行うことは大変意義があるものであると信じております。
全国的に猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染症の影響により、第 17 回と第 18 回はオンライン
での開催を余儀なくされておりました。今年度は対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され、幅広
い分野の若手研究者 100 名に講演していただきました。オンライン配信を前提とした事前準備などで参加
者にご負担をおかけし、また期間中の機材トラブルなどでご迷惑をおかけしましたこと、この場を借りて
深くお詫び申し上げます。重ねて、依然として新型コロナウイルスが猛威を振るう中、多くの方々にご来
場いただき、感染拡大防止にご協力いただいたおかげで、研究集会を無事に開催することができました。
心より感謝申し上げます。
当研究集会の講演は、口頭発表であるシングルセッション（60 分）とパラレルセッション（30 分）
、そ
してポスターセッションからなります。シングルセッションはあらゆる分野の参加者を対象とした講演で
あり、問題の背景・動機などの入門的な内容を含んだ講演となっております。パラレルセッションでは分
野ごとに分かれ、より専門的な内容の講演が行われます。ポスターセッションは講演者と聴講者との自由
な議論の場となっております。
このテクニカルレポート集は講演者の皆様から事前に提供して頂いた原稿をまとめたものです。テクニ
カルレポートはシングルセッション、パラレルセッション、そしてポスターセッションの順に並んで掲載
されております。サブタイトルに「数学の交叉点」とありますように、数学が様々な分野の“交叉点”と
なることを目的とし、数学以外の分野の方々にもわかりやすく入門的な事項を含んだものとなっておりま
す。参加者の皆様が講演をより深く理解し、またご自身の研究を進展させる一助となればこの上ない喜び
です。 ...
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