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大学・研究所にある論文を検索できる 「磁気圏電離圏結合させたモデルに基づく環電流イオンによるULF波動の励起機構の研究」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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磁気圏電離圏結合させたモデルに基づく環電流イオンによるULF波動の励起機構の研究

山川, 智嗣 関, 華奈子 京都大学

2022.03

概要

研究目的 (Research Objective):
ジオスペース最大の変動現象である宇宙嵐時には夜側に粒子が注入され、環電流が発達し、地球の双極子磁場が大きく乱れ、地球の内部磁気圏全体で大規模な変動が見られる。このとき、環電流は地球の固有磁場を変化させるだけでなく、 ULF波動と呼ばれるmHz帯の電磁波動を励起させる。 ULF波動は環電流や内部磁気圏で最もエネルギーの高い領域である放射線帯電子~( MeV)の変動機構に寄与していると考えられている。したがって、 ULF波動の励起機構・空間分布の理解は、地球近傍の宇宙空間の変動現象を把握する上で非常に重要である。しかし、環電流起源のULF波動の励起機構・空間分布には不明な点も多く、定量的な理解は得られていない。本研究では、シミュレーションを用いて環電流によるULF波動の励起機構・空間分布を解明することを目的にしている。

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参考文献

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Southwood, D. J., Dungey, J. W., Etherington, R. J. (1969). Bounce resonant interaction between pulsations and trapped particles, Planet. Space Sci., 17, 349-361.https://doi.org/10.1016/0032-0633(69)90068-3

Southwood, D. J. (1976), A general approach to low-frequency instability in the ring current plasma, J. Geophys. Res., 81(19), 3340–3348, doi: 10.1029/JA081i019p03340.

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Yamakawa, T., Seki, K., Amano, T., Takahashi, N., and Miyoshi, Y. (2020). Excitation of internally driven ULF waves by the drift-bounce resonance with ring current ions based on the drift-kinetic simulation. Journal of Geophysical Research: Space physics,125, e2020JA028231. https://doi.org/10.1029/2020JA028231

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