Cancer-specific tissue-resident memory T-cells express ZNF683 in colorectal cancer
概要
Title
Cancer-specific tissue-resident memory T-cells
express ZNF683 in colorectal cancer
Author(s)
北風, 雅敏
Citation
大阪大学, 2023, 博士論文
Version Type
URL
https://hdl.handle.net/11094/92893
rights
Note
やむを得ない事由があると学位審査研究科が承認した
ため、全文に代えてその内容の要約を公開していま
す。全文のご利用をご希望の場合は、
href="https://www.library.osakau.ac.jp/thesis/#closed">大阪大学の博士論文につい
てをご参照ください。
Osaka University Knowledge Archive : OUKA
https://ir.library.osaka-u.ac.jp/
Osaka University
[Format-HO?]
論文審査の結果の要旨及び担当者
砂ら\ 杞こ晶2
(申請者氏名)
(職)
論文審査担当者
主
査
大阪大学教授
副
査
大阪大学教授
副
査
大阪大学特任教授
氏
名
←認忍厄\
屁げ丁翠尺
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綸文審査の結果の要旨
戸巴
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この研究では、大腸がん患者の免疫応答における組織常在記憶T細胞(Trm細胞)の役割に焦点を当てている。
Trm細胞は、がんの増殖と転移を抑制する役割を果たし、さまざまな種類のがん(肺がん、悪性黒色腫など)にお
いて良好な治療結果と関連していることが報告されているが、すべてのTrm細胞ががん細胞に反応するわけではな
く、がん免疫におけるTrm細胞の役割を理解するためには、がん特異的なTrm細胞の特定と特性評価が必要であると
している。
まず、大腸がん患者のTrm紅胞と予後との関連を示し、さらにがん特異的なTrm細胞の特性をシングルセルレベル
で解析している。その後、がん特異的なTrm細胞のマ ー カ ー として、Zinc finger protein 683 (ZNF683)に注目
した。ZNF683+Trm細胞は、T細胞受容体(TCR)シグナルに関連する遺伝子セット、細胞障害性サイトカインや免疫
チェックポイント分子の発現が高いことが明らかとなり、ZNF683+Trm細胞ががん綿胞に対する抗腫瘍効果に寄与し
ている可能性が示唆された。
よって、本研究結果は、学位の授与に値すると考えられる。
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