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大学・研究所にある論文を検索できる 「Height and Mortality from Aortic Aneurysm and Dissection」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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Height and Mortality from Aortic Aneurysm and Dissection

髙田, 碧 大阪大学

2022.03.24

概要

〔目的(Purpose)〕
身長と大動脈疾患との関連についての報告は少なく、大動脈疾患の病型別、男女別に身長と大動脈疾患による死亡との関連を調べた研究は国内外いずれもみあたらない。

〔方法ならびに成績(Methods/Results)〕
40〜79歳の日本人99,067人(男性41.730人,女性57,337人)を対象とした前向き研究である「Japan Collaborative Cohort Study : J ACC study」において、対象者を1988〜1989年から2009年末まで追跡した。自記式の身長の男女別の四分位に応じた病型別の大動脈疾患による死亡のハザード比(95%信頼区間)を、Cox比例ハザードモデルを用いて解析した。調整因子は、Body mass index,喫煙状況、飲酒状況、精神的ストレス、歩行時間、運動時間、教育歴、鮮魚摂取状況、雇用状況とした。
中央値19.1年の追跡期中に、大動脈解離、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤による死亡者数はそれぞれ、121人,46人,63人(男性:56人,29人,48人,女性:65人,17人,15人)であった。身長の最小四分位(男性:159cm未満.女性:148cm未満)に対する最大四分位(男性:167cm以上,女性:155cm以上)における大動脈疾患による死亡の多変量調整ハザード比(95%信頼区間)とトレンドP値は、大動脈解離で 1.45(0. 83-2. 51),P =0. 06、胸部大動脈瘤で0. 60 (0. 23-1.56),P =0.36、腹部大動脈瘤で2. 21(1.05-4. 62) . P =0. 04であった。
男女別の検討では、男性において大動脈解離で1.13 (0. 48-2. 64),P =0. 65、胸部大動脈瘤で0. 61(0.19-1.99),P=0.45、腹部大動脈瘤で1.85 (0. 80-4. 28) ,Ρ =0.16、女性において大動脈解離で1. 70 (0. 82-3. 50) ,Ρ =0.04、胸部大動脈瘤で0.56 (0.11-2. 94) ,Ρ =0.60、腹部大動脈瘤で5. 67 (0. 90-35.77) ,Ρ =0. 08であった。

〔総括(Conclusion)〕
日本人集団において、特に女性で、身長は腹部大動脈瘤による死亡と正に関連することが明らかとなった。

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