書き出し
骨に剛性が近く、かつ優れた骨形成能をもつ頚椎疾患治療用インプラント器材の開発
概要
PEEK素材の表面をフッ素化することで、骨伝導性を高める実験を行った。そのためのフッ素・酸素混合ガスのフッ素ガス分圧、処理時間の調整により骨伝導を高められることが分かった。しかし実際の加工条件において、PEEKの形状(最終的に家兎に埋入してin vivoの実験を行うため円柱形が必要要件であった。in vitroでは、板状のPEEKを使った。)に、表面加工の状態が左右されることが分かった。先日提出した特許の関係より、具体的な表面フッ素化の条件について記載することはできないが、in vivoで表面をマイナスイオン化して、カルシウムイオンをより多く集合させる条件を検討することができた。