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大学・研究所にある論文を検索できる 「Effect of age on cardiac mechanics and B-type natriuretic level in healthy adults」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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Effect of age on cardiac mechanics and B-type natriuretic level in healthy adults

𠮷田, 由理子 東京大学 DOI:10.15083/0002007034

2023.03.24

概要

[課程-2]
審査の結果の要旨
氏名𠮷田 由理子

本研究は年齢が心機能および B 型ナトリウム利尿ぺプチド(BNP)濃度に与える影響を明ら
かにするために、心血管疾患及び心血管リスクを有さない健常者を対象として、経胸壁二次
元心エコー法とスペックルトラッキング心エコー法を用いて左房・左室・右室の詳細な機能
解析を行ったもので、下記の結果を得ている。

1. 心機能を 10 歳ごとの年齢群間で比較すると、加齢に伴う心機能変化のうち、左房のリ
ザーバーストレイン及び導管ストレイン値の低下が最も早く 50 歳から観察され、左室
長軸方向ストレイン(LVGLS)の低下に先行することがわかった。一方で、右室ストレ
インは加齢に伴う変化は見られなかった。
2. 従来の二次元心エコー指標である左室駆出率、左室心筋重量係数、右室面積変化率は加
齢に伴う有意な変化はみられなかった。
3. 年齢は、性別や血圧値、血糖値や脂質プロファイルと独立して、左房・左室ストレイン
に関係していたが、年齢と右室ストレインとの間に独立した関連は認めなかった。
4. 年齢と左房リザーバー機能低下は血中 BNP 濃度上昇の独立した規定因子であった。
5. 得られた結果は男性・女性ともに同様の傾向を示し、有意な性差は認められなかった。

以上、本論文は心機能評価の新たな手法であるスペックルトラッキング心エコー法を用
いることで、年齢が左房・左室機能、血中 BNP 濃度と独立して関連することを報告した。本
研究は高齢者における心疾患の発症機序の解明や一次予防に重要な貢献をなすと考えられ

る。
よって本論文は博士( 医学 )の学位請求論文として合格と認められる。

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