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大学・研究所にある論文を検索できる 「Desmoplastic reactionの組織学的分類は食道扁平上皮癌患者の予後予測因子である」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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Desmoplastic reactionの組織学的分類は食道扁平上皮癌患者の予後予測因子である

酒井, 陽玄 SAKAI, Akihiro サカイ, アキヒロ 九州大学

2022.11.30

概要

【目的】
Desmoplastic Reaction(DR:間質線維化反応)の組織学的分類は、大腸癌において独立した予後因子であることが報告されている一方で、食道扁平上皮癌(OSCC)においてはDR分類の意義は不明である。本研究は、OSCCにおけるDR分類の予後予測因子としての意義を評価することを目的とした。

【方法と結果】
食道癌根治手術を受けたOSCC患者のうち、深達度T2以深の118名を対象とし、keloid- like collagenおよびmyxoid stromaの所見の有無により、Mature DRの49例、intermediate DRの41例、immature DRの28例に分類した。5年全生存(OS)率は、mature DR群で最も高く(42.8%)、 intermediate DR群(25.0%)、immature DR群(19.9%)と続く結果であった(P = 0.022, ログランク検定; P = 0.006, ログランク・トレンド検定)。5年疾患特異的生存(DSS)率も同様に、mature DR群で最も高く(48.5%)、intermediate DR群(30.8%)、immature DR群(26.8%)と続く結果であった(P = 0.031, ログランク検定; P = 0.010, ログランク・トレンド検定)。多変量解析ではimmature DRがOSとDSSにおいて独立した予後不良因子であった(P = 0.002とP = 0.004)。

【結論】
食道扁平上皮癌の切除標本で観察される間質でのDR分類は有用な診断ツールであり、独立した予後予測因子である

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