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大学・研究所にある論文を検索できる 「長野県の3歳児健康診査における視覚検査の現状 ― 日本眼科医会のデータを用いた全国との比較 ―」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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長野県の3歳児健康診査における視覚検査の現状 ― 日本眼科医会のデータを用いた全国との比較 ―

御子柴, 萌子 北平, 志江 小山, 佐知恵 西垣, 明子 宮島, 有果 信州大学

2023.08.22

概要

Shinshu Journal of Public Health Vol. 18 No. 1, August 2023

長野県の 3 歳児健康診査における視覚検査の現状
長野県の 3 歳児健康診査における視覚検査の現状
長―
野日
県本
の眼3科
歳医
児会
健の
康デ
診ー
査タ
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お用
けい
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覚国
検と
査の
の比
現較
状―
―)日




















2)、北平志江
1)2)、小山佐知恵 1)、西垣明子 2)、宮島有果 1)2)
   長野県の
04-2
3
歳児健康診査における視覚検査の現状
御子柴萌子
―1日




















) )
) )


) )

御子柴萌子 1 2 、北平志江 1 2 、小山佐知恵 1 、西垣明子 2 、宮島有果 1 2


1)21)信州母子保健推進センター
御子柴萌子 ―日本眼科医会のデータを用いた全国との比較―
、北平志江 1)2)、小山佐知恵 12)長野県健康福祉部
、西垣明子 2)、宮島有果 1)2)
1)信州母子保健推進センター 2)長野県健康福祉部
キーワード: 母子保健、3
歳児健康診査、屈折検査、視覚検査、弱視早期発見
1)信州母子保健推進センター
2)長野県健康福祉部
1)2)
1)
御子柴萌子
、北平志江1)2)、小山佐知恵
、西垣明子2)、宮島有果1)2)
キーワード: 母子保健、3
歳児健康診査、屈折検査、視覚検査、弱視早期発見
キーワード: 母子保健、31)信州母子保健推進センター 2)長野県健康福祉部
歳児健康診査、屈折検査、視覚検査、弱視早期発見
要旨:長野県の 3 歳児健康診査における視覚検査(以下、3 歳児眼科健診)について日本眼科医会
要旨:長野県の
3 歳児健康診査における視覚検査(以下、3
歳児眼科健診)について日本眼科医会
キーワード:
歳児健康診査、屈折検査、視覚検査、弱視早期発見
母子保健、3
調査(県内回答
62(82.7%)、個人や病院等
要旨:長野県の
3 100%)を用いて分析した。屈折検査実施市町村は
歳児健康診査における視覚検査(以下、3 歳児眼科健診)について日本眼科医会
調査(県内回答 100%)を用いて分析した。屈折検査実施市町村は 62(82.7%)、個人や病院等
の屈折検査機器を活用している市町村は
44(64.7%)と全国に比べ割合が高かった。3
歳児眼科健
要旨:長野県の
3 歳児健康診査における視覚検査(以下、3
歳児眼科健診)について日本眼科医会調
調査(県内回答
100%)を用いて分析した。屈折検査実施市町村は
62(82.7%)、個人や病院等
の屈折検査機器を活用している市町村は 44(64.7%)と全国に比べ割合が高かった。3 歳児眼科健
査(県内回答
100%)を用いて分析した。屈折検査実施市町村は
62(82.7%)、個人や病院等の屈折検
診受診児(二次検査)のうち要精密検査となった児の割合は
13.0%、そこから精密検査を受診した
の屈折検査機器を活用している市町村は
44(64.7%)と全国に比べ割合が高かった。3
歳児眼科健
診受診児(二次検査)のうち要精密検査となった児の割合は 13.0%、そこから精密検査を受診した
査機器を活用している市町村は
44(64.7%)と全国に比べ割合が高かった。3
歳児眼科健診受診児(二
割合は 73.7%だった。内訳は要経過観察・要治療児が
42.2%、結果未把握が
30.1%だった。今後、
診受診児(二次検査)のうち要精密検査となった児の割合は
13.0%、そこから精密検査を受診した
割合は 73.7%だった。内訳は要経過観察・要治療児が 42.2%、結果未把握が 30.1%だった。今後、
次検査)のうち要精密検査となった児の割合は
13.0%、そこから精密検査を受診した割合は 73.7% だ
有意義な
3 歳児眼科健診となるよう市町村への情報提供や研修会の開催等の支援が必要と考えた。
割合は
73.7%だった。内訳は要経過観察・要治療児が
42.2%、結果未把握が 30.1%だった。今後、
有意義な
3
歳児眼科健診となるよう市町村への情報提供や研修会の開催等の支援が必要と考えた。
った。内訳は要経過観察・要治療児が 42.2%、結果未把握が 30.1% だった。今後、有意義な 3 歳児眼
有意義な 3 歳児眼科健診となるよう市町村への情報提供や研修会の開催等の支援が必要と考えた。
科健診となるよう市町村への情報提供や研修会の開催等の支援が必要と考えた。
A.目的
A.目的
3 歳児健康診査における視覚検査(以下、3 歳
A.目的
A.目的
3 歳児健康診査における視覚検査(以下、3 歳
児眼科健診)は図
1 のように行われているが、近
3 歳児健康診査における視覚検査(以下、3

 3
歳児健康診査における視覚検査(以下、3

児眼科健診)は図
1 のように行われているが、近
年、二次検査に屈折検査等を加えている市町村も
児眼科健診)は図
のように行われているが、近
児眼科健診)は図
1 のように行われているが、近
年、二次検査に屈折検査等を加えている市町村も
年、二次検査に屈折検査等を加えている市町村
あるため、県内の現状把握が必要と考えた。
年、
二次検査に屈折検査等を加えている市町村も
図1
あるため、県内の現状把握が必要と考えた。
もあるため、県内の現状把握が必要と考えた。
3図1
歳 児 眼 科 健 診 の 流 れ    【参考】令和5年3月22日付け厚生労働省子ども家庭局母子保健課長通知
あるため、県内の現状把握が必要と考えた。

                           
  「『乳幼児に対する健康診査について』の一部改正について」
3 歳 児 眼 科 健 診 の 流 れ    【参考】令和5年3月22日付け厚生労働省子ども家庭局母子保健課長通知
図1
                           
  「『乳幼児に対する健康診査について』の一部改正について」
・ アンケート(問診票)記入
一次検査
3 歳 児 眼 科 健 診 の 流 れ    【参考】令和5年3月22日付け厚生労働省子ども家庭局母子保健課長通知
(家庭)
アンケート(問診票)記入
・ 視力検査(ランドルト環による)
一次検査
                           
  「『乳幼児に対する健康診査について』の一部改正について」
(家庭)
・ 視力検査(ランドルト環による)
・ アンケート(問診票)記入
・ アンケートの回収、確認
一次検査
(家庭)
 
家庭での視力検査結果確認
・ アンケートの回収、確認
・ 視力検査(ランドルト環による)
家庭での視力検査結果確認
・  視力検査(再検査)
・ アンケートの回収、確認
二次検査
・ 屈折検査や眼位検査 等
視力検査(再検査)
 
家庭での視力検査結果確認
(健診会場)
二次検査
・ 屈折検査や眼位検査 等

医師の診察と総合評価
異常なし  
所見あり
(健診会場)・ 視力検査(再検査)
二次検査
○ 医師の診察と総合評価
異常なし  
所見あり
・ 屈折検査や眼位検査 等
(健診会場)
 終了
精密検査受診へ
○ 医師の診察と総合評価
異常なし  
所見あり
 終了
精密検査受診へ

医療機関
医療機関

 終了

実施していると回答した 75 市町村のうち、一
実施していると回答した 75 市町村のうち、一
次検査のみを実施していたのは
4(5.3%)だった。
実施していると回答した
75 市町村のうち、一
次検査のみを実施していたのは
4(5.3%)だっ
次検査のみを実施していたのは 4
(5.3%)だった。













て い ただった。
の が 10
次検査のみを実施していたのは
4(5.3%)
た。二次検査を一部の児に実施していたのが
二 次 検 査 を 一 部 の 児 に 実 施 し て い た の が1010
(13.3%)、全員に行っていたのは
57(74.0%)
(13.3%)
はい57(74.0%)

次 検 査、
を全
一員
部に
の行
児っ
にて実い施たしのて

の が 10
(13.3%)、全員に行っていたのは 57(74.0%)
で、全国
と比較して高い値となった。また、
で、全国 37.9%
37.9%と比較して高い値となった。
また、
(13.3%)、全員に行っていたのは
57(74.0%)
で、全国 37.9%と比較して高い値となった。また、
一次検査は実施せず、二次検査を全員に行って
一次検査は実施せず、
二次検査を全員に行ってい
で、
全国 37.9%と比較して高い値となった。
また、
一次検査は実施せず、二次検査を全員に行ってい
いたのは
4(5.3%)だった。
たのは 4(5.3%)だった。
一次検査は実施せず、
二次検査を全員に行ってい
たのは 4(5.3%)だった。
 3)健診結果
3)健診結果
たのは
4(5.3%)だった。
3)健診結果
 令和
2 年度に実施した 3 歳児健康診査を調査
令和 2 年度に実施した 3 歳児健康診査を調査
3)健診結果
対象とした。結果は表
1 のとおりだった。
令和 2 年度に実施した
3 歳児健康診査を調査
対象とした。結果は表
令和 2 年度に実施した1 3のとおりだった。
歳児健康診査を調査
対象とした。結果は表
1 のとおりだった。 単位:人

表11                   単位:人
対象とした。結果は表
表1
単位:人
3歳児健康診査対象児(A) 1 のとおりだった。
 
3歳児健康診査対象児(A)二次検査受診児(B) B/A
単位:人
3歳児健康診査対象児(A) 二次検査受診児(B) B/A 要精密検査児(C) C/B
要精密検査児(C) C/B

14,654
13,206(90.1%)
1,716(13.0%)
二次検査受診児(B) B/A

14,654
13,206(90.1%) 要精密検査児(C) C/B
1,716(13.0%)
全国
815,774
388,280(47.6%)
48,350(12.5%)
815,774
388,280(47.6%)
48,350(12.5%)
県全国
14,654
13,206(90.1%)
1,716(13.0%)
4)精密検査で発見された眼疾患の内訳
全国4)精密検査で発見された眼疾患の内訳
815,774
388,280(47.6%)
48,350(12.5%)

表1

眼科精密検査
精密検査受診へ
眼科精密検査

眼科精密検査
B.方法
B.方法
図 1 公益社団法人日本眼科医会が、令和 4 年 5~6
B.方法
公益社団法人日本眼科医会が、令和 4 年 5~6
B.方法
月に、全国の市区町村(1,741
自治体)を対象と
公益社団法人日本眼科医会が、令和
4 年 5~6
月に、全国の市区町村(1,741 自治体)を対象と
 公益社団法人日本眼科医会が、令和
4年5~
して紙面・WEB により実施した「3
歳児健診に
月に、全国の市区町村(1,741
自治体)を対象と
により実施した「3
歳児健診に
6 して紙面・WEB
月に、全国の市区町村(1,741
自治体)を対象
おける視覚検査に関する調査」の結果のうち、長
して紙面・WEB
により実施した「3 歳児健診に
として紙面・WEB
により実施した「3 歳児健診
おける視覚検査に関する調査」の結果のうち、長
野県分のデータの提供を受け、検討を行った。
おける視覚検査に関する調査」の結果のうち、長
における視覚検査に関する調査」の結果のうち、
野県分のデータの提供を受け、検討を行った。
C.結果
野県分のデータの提供を受け、検討を行った。
長野県分のデータの提供を受け、検討を行った。
C.結果
1.回答数・回答率
77/77 市町村(100%)
C.結果
C.結果
1.回答数・回答率
77/77 市町村(100%)
1.回答数・回答率  77
/ 77 市町村(100%)
2.3 歳児眼科健診の現状
1.回答数・回答率
77/77
市町村(100%)
2.3 歳児眼科健診の現状
2.3
歳児眼科健診の現状
2.31)実施有無
歳児眼科健診の現状
1)実施有無
 1)実施有無
75(97.4%)の市町村は 3 歳児眼科健診を実施
1)実施有無
75(97.4%)の市町村は
3 歳児眼科健診を実施
 75(97.4%)の市町村は
3 歳児眼科健診を実施
しており、未実施は
2(2.6%)だった。
75(97.4%)の市町村は
3 歳児眼科健診を実施
しており、未実施は
2(2.6%)だった。
しており、未実施は
2(2.6%)だった。
2)健診実施方法2(2.6%)だった。
しており、未実施は
 2)健診実施方法
2)健診実施方法
2)健診実施方法
 実施していると回答した 75 市町村のうち、一
医療機関

60

4)精密検査で発見された眼疾患の内訳
「要精密検査児」1,716 人のうち、「精密検査

4)精密検査で発見された眼疾患の内訳

「要精密検査児」1,716
人のうち、「精密検査
 「要精密検査児」1,716
人のうち、
「精密検査受
受診児数」は
1,264 人(73.7%)であり、全国の
「要精密検査児」1,716
人のうち、「精密検査

受診児数」は
1,264
人(73.7%)であり、全国の
診児数」は
1,264
人(73.7%)であり、全国の精

精密検査受診割合と同程度だった。
受診児数」は
1,264 人(73.7%)であり、全国の
密検査受診割合と同程度だった。
精密検査受診割合と同程度だった。
精密検査結果及び所見内訳は図 2 のとおりだ
精密検査受診割合と同程度だった。
 精密検査結果及び所見内訳は図
精密検査結果及び所見内訳は図2 2のとおりだ
のとおりだ
った。

要経過観察

要治療児」は 534
534
人(42.2%)
精密検査結果及び所見内訳は図
2 のとおりだ
った。
「要経過観察

要治療児」は
人(42.2%)
、、
った。
「要経過観察・要治療児」は 534 人(42.2%)

「結果不明」が
381
人(30.1%)であった。
「結果不明」が
381
人(30.1%)であった。
った。
「要経過観察

要治療児」
は 534 人(42.2%)、
「結果不明」が 381 人(30.1%)であった。
「結果不明」が 381 人(30.1%)であった。

図2 精密検査結果及び所見内訳
(単位:人)
信州公衆衛生雑誌 Vol. 18 No. 1, August 2023

1)実施状況
3 歳児眼科健診実施市町村(n=75)の屈折検査

Shinshu Journal of Public Health Vol. 18 No. 1, August 2023

実施状況は、「実施している」62(82.7%)、「今
後実施予定」7(9.3%)、
「実施予定なし」6(8.0%)

だった。全国と比較して屈折検査を実施している
3.二次検査における屈折検査の現状
3.二次検査における屈折検査の現状
3.二次検査における屈折検査の現状

市町村の割合が高かった(図 3)。
 1)実施状況

1)実施状況
1)実施状況
 3屈折検査の実施予定がない理由(複数回答)と
歳児眼科健診実施市町村(n=75)の屈折検査
3 歳児眼科健診実施市町村
(n=75)
の屈折検査
3 歳児眼科健診実施市町村
(n=75)
の屈折検査
実施状況は、
「実施している」62(82.7%)

「今後
しては、「予算の確保が難しい」が最も多く、次
実施状況は、
「実施している」62(82.7%)、
「今
実施状況は、
「実施している」62(82.7%)、
「今
実施予定」7(9.3%)

「実施予定なし」6(8.0%)
いで「人員(保健師等)の確保が難しい」となっ
後実施予定」
7(9.3%)

「実施予定なし」
6(8.0%)
後実施予定」
7(9.3%)

「実施予定なし」
6(8.0%)
だった。全国と比較して屈折検査を実施してい
た。その他、検査時間や場所の確保などの理由が
だった。
全国と比較して屈折検査を実施している
る市町村の割合が高かった(図
3)。
だった。
全国と比較して屈折検査を実施している
挙げられた。
 
市町村の割合が高かった(図
3)。
市町村の割合が高かった(図
3)。

D.まとめ・考察
子どもの目の機能は 3 歳頃までに急速に発達
するため1)、3 歳児眼科健診で眼疾患を早期発見
することは非常に重要である。
長野県では、二次検査を受診児全員に実施して
いる市町村及び、二次検査で屈折検査を実施して

図5 屈折検査を実施する職種
D.まとめ・考察
D.まとめ・考察

いるとした市町村が多く、市町村における積極的
D.まとめ・考察
子どもの目の機能は
歳頃までに急速に発達
子どもの目の機能は3 3歳頃までに急速に発達
な取組がうかがえる。
機器確保や管理が困難な小
 子どもの目の機能は
3
歳頃までに急速に発達
1)
しては、「予算の確保が難しい」が最も多く、次
、3
するため1)
しては、「予算の確保が難しい」が最も多く、次 するため
、歳児眼科健診で眼疾患を早期発見
3 歳児眼科健診で眼疾患を早期発見
規模町村においても、医療機関の機器を活用し、
するため1)、3 歳児眼科健診で眼疾患を早期発見
いで「人員(保健師等)の確保が難しい」となっ
いで「人員(保健師等)の確保が難しい」となっ することは非常に重要である。
することは非常に重要である。
医療機関の視能訓練士が健診に赴くことで、
多く
することは非常に重要である。
た。その他、検査時間や場所の確保などの理由が
長野県では、
二次検査を受診児全員に実施して
た。その他、検査時間や場所の確保などの理由が
長野県では、
二次検査を受診児全員に実施して
 長野県では、二次検査を受診児全員に実施し
の市町村で実施可能となっている。
このことも屈
挙げられた。
いる市町村及び、
二次検査で屈折検査を実施して
挙げられた。
いる市町村及び、
二次検査で屈折検査を実施して
ている市町村及び、二次検査で屈折検査を実施
折検査実施割合に寄与していると考えられた。
いるとした市町村が多く、
市町村における積極的
いるとした市町村が多く、
市町村における積極的
しているとした市町村が多く、市町村における
図3 3歳児眼科健診における屈折検査の実施状況
2)屈折検査機器の確保状況
また、精密検査受診児の 40%以上に何らかの所
な取組がうかがえる。
機器確保や管理が困難な小
積極的な取組がうかがえる。機器確保や管理が
な取組がうかがえる。
機器確保や管理が困難な小
確保状況は「購入」14(20.6%)、「リース・
見があることから、3 歳児眼科健診の一定の効果
屈折検査の実施予定がない理由(複数回答)と
困難な小規模町村においても、医療機関の機器
規模町村においても、医療機関の機器を活用し、
規模町村においても、医療機関の機器を活用し、
レンタル」1(1.5%)、「個人や病院等の所有機
が確認できた。一方、要精密検査児の 26%が未受
しては、「予算の確保が難しい」が最も多く、次
を活用し、医療機関の視能訓練士が健診に赴く
医療機関の視能訓練士が健診に赴くことで、
多く
医療機関の視能訓練士が健診に赴くことで、
多く
器を活用」44(64.7%)、「その他」8(11.8%)
診、
精密検査受診児の 30%が結果未把握のため、
いで「人員(保健師等)の確保が難しい」とな
ことで、多くの市町村で実施可能となっている。
の市町村で実施可能となっている。
このことも屈
の市町村で実施可能となっている。
このことも屈
だった。全国と比較して、個人や病院等の所有機
眼科健診後のフォローアップが課題である。
った。その他、検査時間や場所の確保などの理
このことも屈折検査実施割合に寄与していると
折検査実施割合に寄与していると考えられた。
折検査実施割合に寄与していると考えられた。
器を活用している割合が高かった(図 4)。その
今後、屈折検査未実施の市町村に検査の重要性
由が挙げられた。
考えられた。
2)屈折検査機器の確保状況
また、
精密検査受診児の
40%以上に何らかの所
2)屈折検査機器の確保状況
また、
精密検査受診児の
40%以上に何らかの所
 2)屈折検査機器の確保状況
 また、精密検査受診児の
40% 以上に何らかの
他は、圏域や他市町村での共同利用が挙げられた。 を周知し、
すべての市町村に精密検査の受診勧奨
確保状況は「購入」14(20.6%)、「リース・
見があることから、3
歳児眼科健診の一定の効果
確保状況は「購入」14(20.6%)、「リース・
見があることから、3
歳児眼科健診の一定の効果
 確保状況は「購入」14(20.6%)
、「リース・レ
所見があることから、3
や結果把握を含めた
3 歳児眼科健診の一定の効
歳児眼科健診の精度管理
レンタル」1(1.5%)、「個人や病院等の所有機
が確認できた。
一方、
要精密検査児の
26%が未受
レンタル」1(1.5%)、「個人や病院等の所有機
が確認できた。
一方、
要精密検査児の
26%が未受
ンタル」1(1.5%)
、「個人や病院等の所有機器を
果が確認できた。一方、要精密検査児の
26% が
の必要性について啓発していく必要がある。信州
器を活用」44(64.7%)、「その他」8(11.8%)
診、
精密検査受診児の
30%が結果未把握のため、
活用」44(64.7%)
、「その他」8(11.8%)だった。
未受診、精密検査受診児の
30% が結果未把握の
器を活用」44(64.7%)、「その他」8(11.8%)
診、
精密検査受診児の
30%が結果未把握のため、
母子保健推進センターではこの結果を市町村に
全国と比較して、個人や病院等の所有機器を活用
ため、眼科健診後のフォローアップが課題である。
だった。全国と比較して、個人や病院等の所有機
だった。全国と比較して、個人や病院等の所有機 眼科健診後のフォローアップが課題である。
眼科健診後のフォローアップが課題である。
情報提供し、より有意義な 3 歳児眼科健診の実施
している割合が高かった(図
4)
。その他は、圏
 今後、屈折検査未実施の市町村に検査の重要
器を活用している割合が高かった(図
4)。その
今後、
屈折検査未実施の市町村に検査の重要性
器を活用している割合が高かった(図
4)。その
今後、
屈折検査未実施の市町村に検査の重要性
に向け、
視覚検査の意義や精度管理について学べ
域や他市町村での共同利用が挙げられた。
性を周知し、すべての市町村に精密検査の受診
他は、
圏域や他市町村での共同利用が挙げられた。
すべての市町村に精密検査の受診勧奨
他は、
圏域や他市町村での共同利用が挙げられた。 を周知し、
を周知し、
すべての市町村に精密検査の受診勧奨
る研修会の開催など市町村支援に取り組みたい。
 
勧奨や結果把握を含めた 3 歳児眼科健診の精度
や結果把握を含めた
や結果把握を含めた3 3歳児眼科健診の精度管理
歳児眼科健診の精度管理
E.利益相反
管理の必要性について啓発していく必要がある。
の必要性について啓発していく必要がある。
信州
の必要性について啓発していく必要がある。 ...

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参考文献

屈折検査を「視能訓練士」が行う市町村は 54

1)

柏井真理子,近藤永子,髙梨泰至,他:令和

(83.1%)、次いで「保健師」が

5(7.7%)であ

44

(83.1%)、次いで「保健師」が

5(7.7%)であ 1)柏井真理子,近藤永子,髙梨泰至,他:令和

1)柏井真理子,近藤永子,髙梨泰至,他:令和

(83.1%)、次いで「保健師」が 5(7.7%)であり、

4 年度「3 歳児眼科健康診査の現状に関するア

り、

全国と比較して視能訓練士の割合が高かった

年度「3

歳児眼科健康診査の現状に関するア

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全国と比較して視能訓練士の割合が高かった

年度「3

歳児眼科健康診査の現状に関するア

全国と比較して視能訓練士の割合が高かった(図

ンケー

ト調査」報告.日本の眼科

Vol.94 No.3:

(図

5)。

ンケート調査」

報告.

日本の眼科

Vol.94

No.3

::

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報告.日本の眼科

Vol.94

No.3

5)

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58-70.

2023.

屈折検査の実施予定がない理由(複数回答)と

屈折検査の実施予定がない理由(複数回答)と

58-70.

2023.

58-70.

2023.

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信州公衆衛生雑誌 Vol. 18 No. 1, August 2023

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