1) Conder, J (1893)Landscape Gardening in Japan. Kelly andWalsh. Tokio [etc.]. 161 pp (2vols.) Supplement(補遺)は小川一真による庭園写真集.復刻は Dover 版(1964, 251 pp/1990, 299 pp)Kodansha International 版,(2002, 247 pp)がある.
2) 本多錦吉郎〔英文解説 ジョサイア・コンドル〕(2007).図解 庭造法.マール社:53 pp としてコンドルの英文の一部を載せて復刻.解説:鈴木 誠・現代語訳:水野 聡
3) 庭園設計に際し施主に土地の現況と改修後の景観を,水彩画で分かり易く説明した図版集を赤い革で表装したことから「レッドブック」と呼ばれた.
4) ロンドンの王立公園(Royal park),ハイド・パーク(142 ha,1637),セント・ジェームス・パーク(23 ha, 1828),リージェント・パーク(166 ha, 1845)等.
5) ジョセフ・パクストン設計による公共公園,リバプール市バーケンヘッド・パーク(50.6 ha, 1847)
6) アルバート・ファイン(Albert Fein)1977 年来日講演録.進士五十八(1992)アメニティ・デザイン.学芸出版社:256-257
7) 鈴木 誠(2009)研究領域の展開「造園学,緑地環境科学」・個別分野の発展「造園学」.日本農学会編 日本農学 80 年史.養賢堂:16-21・136-144 を参考とした.この『日本農学 80年史』の項目は『日本農学 50 年史』.養賢堂(1980)記載の「造園学」に基づき,昭和戦前期まで(担当:渡辺達三・田畑貞寿)を改稿したもので,この時期までの「造園学」の展開の詳細は「造園雑誌」45(2).1981. 10.「造園研究の50 年」を参照されたい.
8) この条例に基づき 1889 年(明治 22)「東京市区改正設計」(旧設計)が計画立案されたが,公園計画は実現せず 1903年(明治 36)「東京市区改正設計」(新設計)と修正計画が告示された.なお,東京市区改正設計(旧設計)「公園」の部に最初の公園として日比谷公園が位置付けられたが,新設された公園は 1889 年(明治 22)日本橋に開園した坂本町公園(設計:長岡安平,面積:約 0.3 ha)と 1903 年(明治 36)開園の日比谷公園(設計:本多静六,面積:約 16ha)だけだった.
9) 林学博士本多静六(1866-1952)並びに教え子たちである本郷高徳(1877-1949),上原敬二(1889-1981),田村 剛(1890-1979)らが東大林学科を基礎とする造園学と造園実務を発展させていく.
10) 子爵福羽逸人(1856-1921)並びに宮内省関係者,東大農学科の原煕(1868-1934),折下吉延(1881-1966),丹羽鼎三(1891-1967)らが東大農学科を基礎とする造園学と造園実務を発展させていく.11) 渡辺達三,藤崎健一郎(1983)福羽「園芸論」への動向とその造園学的性格.造園雑誌 46(5):68
12) 文献 11:67
13) 例えば,上原敬二は明治神宮内苑造成に係った経験等に基づき『樹木根廻運搬並移植法』(1918),『神社境内の設計.附図』(1919)といった造園技術書を著した.
14) 鈴木 誠(2006)若き造園家たちの躍動 庭園設計家・造園設計家・造園家の誕生.東京農業大学造園科学科編『近代造園学 80 年のあゆみ』.東京農業大学出版会:60-65
15) 鈴木 誠(1998)宮澤賢治のとらえた「造園家」と「装景家」.ランドスケープ研究 60(5):421-424
16) 東京農業大学地域環境科学部造園科学科編(2006)近代造園学 80 年のあゆみ 東京高等造園学校から東京農業大学造園科学科へ 1924-2004.東京農業大学出版会:87 p.
17) 日本庭園協会創立百周年記念誌編集委員会(2018)日本庭園協会創立百周年記念誌 これまでの百年 そしてこれから.一般社団法人日本庭園協会:224-233
18) 輿水 肇,熊谷洋一(1985)日本の造園 1965~1984:多様化する造園研究.造園雑誌 48(4):250-255.を主たる参考とし「ランドスケープ研究(造園雑誌改題)」58(3)「特集・ランドスケープ研究の現在」(1995. 2),同 72(1)「特集・ランドスケープ研究の動向」(2008. 4),(財)日本造園修景協会「造園修景」No. 61・62「20 年の歩み」(1996. 5),同No. 101・102「創立 30 周年記念」(2007. 9),同 No. 134「創立 40 周年記念号」(2017. 9),(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会「CLA journal」No. 176「ランドスケープコ造園の学術・技術と職能 93ンサルタンツ協会 50 周年記念誌」(2015. 5)などにより補完した.なお,この 2008 年の「ランドスケープ研究」における,ランドスケープ分野(造園学分野)研究レビューの際に用いられた,各分野・領域の区分や構成等,造園学全体の研究動向を総合的にレビューするための枠組みが構築され,以後 2 年ごとに同誌の研究レビューが継続されている.
19) 東京農業大学国際日本庭園研究センター「海外の日本庭園」(http://www.nodaigarden.jp)(最終アクセス 2020 年 7 月3 日)
20) 1936 年(昭和 11)公園緑地協会として設立され,1963 年(昭和 38)日本公園緑地協会と名称変更.1967 年(昭和 42)社団法人に改組.2012 年(平成 24)一般社団法人に改組.
21) 編集担当 2 年目の 1979 年(昭和 54)刊行冊子は B5 判総ページ数 668 p. であった.
22) 文献 18「ランドスケープ研究」72(1)「特集・ランドスケープ研究の動向」(2008. 4)に採用され継続している研究レビューの枠組み.
23) 有資格者団体として,1992 年日本樹木医会(2009 年一般社団法人,会員数約 2370),1998 年ビオトープ管理士会(会員数約 13500),2015 年(一社)公園管理運営士会(会員数約 2300)が設立された.
24) 予定されている催事は,令和 7 年(2025)大阪万博・日本造園学会創立 100 周年,令和 9 年(2027)横浜花博等.