書き出し
沿革
概要
2 沿革
京都大学大学院理学研究科附属天文台は、花山天文台・飛騨天文台・岡山天文台により構成
されている。
花山天文台は、大学天文台として日本で2番目、1929年にできた伝統ある天文台である。初代
天文台長・山本一清教授の献身的な天文学普及啓発活動のおかげで、アマチュア天文学の聖
地と呼ばれることもある。
飛騨天文台は、1960年代の山科地域の発展によって空が明るくなった花山天文台に代わる天
文台として、1968年に創立された。太陽分光観測では世界屈指のドームレス太陽望遠鏡や、太
陽全面Hα観測では世界最高性能を誇るSMART望遠鏡などを有し、太陽地上観測の世界的拠
点の一つとして活躍している。
岡山天文台は、2018年に東アジア最大の 3.8m光学赤外線望遠鏡が完成し、開設された。ガン
マ線バースト、スーパーフレアなどの突発天体や系外惑星の観測で活躍している。 ...