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大学・研究所にある論文を検索できる 「長野県内の小・中・高等学校の養護教諭へのアンケートによる摂食障害の実態把握のための調査研究〜第2報」の論文概要。リケラボ論文検索は、全国の大学リポジトリにある学位論文・教授論文を一括検索できる論文検索サービスです。

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書き出し

長野県内の小・中・高等学校の養護教諭へのアンケートによる摂食障害の実態把握のための調査研究〜第2報

杉山, 英子 横山, 伸 信州大学

2023.08.22

概要

演題登録 03-3
Shinshu Journal of Public Health Vol. 18 No. 1, August 2023

長野県内の小・中・高等学校の養護教諭へのアンケートによる
摂食障害の実態把握のための調査研究〜第2報

03-3
   長野県内の小・中・高等学校の養護教諭へのアンケートによる

杉山英子(長野県立大学健康発達学部食健康学科),横山 伸(長野赤十字病院精神科)

摂食障害の実態把握のための調査研究〜第2報
キーワード:摂食障害,
養護教諭,アンケート, コロナ禍

杉山英子(長野県立大学健康発達学部食健康学科)
、横山 伸(長野赤十字病院精神科)

要旨:2011~2012 年度に、養護教諭へのアンケート調査という手法で、長野県下における摂食障害の実態調
キーワード:摂食障害、養護教諭、アンケート、コロナ禍

査を実施し、本県における小中学生、高校生の神経性やせ症(Anorexia Nervosa: AN)を中心とした実態を明
要旨:2011~2012 年度に、養護教諭へのアンケート調査という手法で、長野県下における摂食障害の実態調
らかにした。この調査から約
10 年経過し、現在の実態を知ることを目的として調査を実施した。その結果、
査を実施し、本県における小中学生、高校生の神経性やせ症(Anorexia Nervosa: AN)を中心とした実態
摂食障害の事例は前回調査時に比べて増加していることがわかった。特に、中3女子、中1男子、中2男子
を明らかにした。この調査から約
10 年経過し、現在の実態を知ることを目的として調査を実施した。その
では前回調査時と比べ、有意に増加していた。そして、調査対象とした期間中に発生した新型コロナウィル
結果、摂食障害の事例は前回調査時に比べて増加していることがわかった。特に、中3女子、中1男子、中
ス感染症の流行の影響についても中2、中3、高1、高3女子で顕著な事例数の増加が認められた。
2男子では前回調査時と比べ、有意に増加していた。そして、調査対象とした期間中に発生した新型コロナ
ウイルス感染症の流行の影響についても中2、中3、高1、高3女子で顕著な事例数の増加が認められた。
れているが医療機関を受診していない児童・生徒数の三
A. 目的
2011~2012 年度の前回調査から10 年後の現在の長野県 項目である。①の項目については、2016〜2019 年度、2020
れているが医療機関を受診していない児童・生徒
A.目的
内の小・中・高校生の摂食障害罹患の実態を知ること、 年度の人数についても質問した。
数の三項目である。①の項目については、2016 〜
 2011~2012 年度の前回調査から 10 年後の現在の
果 年度、2020 年度の人数についても質問した。
また新型コロナウィルス感染症の流行による影響があっ
長野県内の小・中・高校生の摂食障害罹患の実態 C. 結2019
A.

い例も含めた有病率
たかどうかを知ることを目的とした。
を知ること、また新型コロナウィルス感染症の流行
C.結果
表 1.疑い例も含めた有病率
1 に示すように、養護教諭が把握している摂食障害
B.方法
による影響があったかどうかを知ることを目的とし
 表 1 に示すように、養護教諭が把握している摂
5 年で 6 人(有
① 調た。
査対象:長野県内に所在する公立、私立の全 363 の患者及び疑い例の実数は、女子が小学
B.方法
食障害の患者及び疑い例の実数は、女子が小学
、小学 6 年で 4 人(有病率 0.098%)
、男子に5
小学校、全 193 中学校ならびに全 108 高等学とし、それ 病率 0.149%)
①調査対象:長野県内に所在する公立、私立の全
年で 6 人(有病率 0.149%)
、小学 6 年で 4 人(有病
年2 人
(有病率0.046%)

小学6 年1 人 (有
らの学校に所属する小学校
5 年生から高校 3 年生までの ついては小学5
363 小学校、全 193 中学校ならびに全 108 高等学
率 0.098%)
、男子については小学 5 年 2 人(有病率
全ての児童生徒を調査対象とした。内訳は、小学生 病率 0.023%)であった。
とし、それらの学校に所属する小学校 5 年生から
0.046%)
、小学 6 年 1 人(有病率 0.023%)であった。
35,073 人(女子 17,125 人, 男子 17,948 人)
、中学生 表 1 長野県における疑い例を含む摂食障害の患者数と有病率、未
高校 3 年生までの全ての児童生徒を調査対象とし
表 1 長野県における疑い例を含む摂食障害の患者数と
年度)
55,189た。内訳は、小学生
人(女子 27,027 人,
男子人(女子
28,162 人)
、高校生
35,073
17,125
人 , 男 受診率(2021
   有病率、未受診率
(2021 年度)
小5
小6
中1
中2
中3
高1
高2
高3
56,752子人(女子
27,529
人, 55,189
男子 29,223
人)である。
17,948 人)
、中学生
人(女子
27,027 人 , 男
女 摂食障害と診断され医療機関 4
1
2
5
18
7
6
3
子 を受診している者 (人)
②調
調査子
方28,162
法:コロナ禍での調査という特殊事情も鑑みて、
人)
、高校生 56,752 人(女子 27,529 人 , 男
摂食障害疑いで受診している 0
3
4
3
5
2
1
1

29,223
人)である。
者(人)
web 調査を実施した。調査対象となった学校の養護教諭
摂食障害が疑われるが未受診 2
0
1
1
7
3
3
2
②調査方法:コロナ禍での調査という特殊事情も
の者(人)
に対して、
長野県教育委員会保健厚生課より、調査依頼
疑い例を含めた患者総数
6
4
7
9
30
12
10
6
鑑みて、web 調査を実施した。調査対象となった
(人)
状と回答の U R L を記した調査票をメールで送付してい
児童・生徒数(人)
4026
4081
3888
3909
3940
3600
3660
3707
学校の養護教諭に対して、長野県教育委員会保健
有病率 (%)
0.149 0.098
0.180
0.230
0.761
0.333
0.273
0.162
ただいた。回答については、web 回答だけでなく、F A X
未受診率(%)
33.3
0.0
14.3
11.1
23.3
25.0
30.0
33.3
厚生課より、調査依頼状と回答の URL を記した調
男 摂食障害と診断され医療機関 0
0
2
1
2
0
0
0

を受診している者
(人)
による回答も受け付けることとし、選択は養護教諭に委
摂食障害疑いで受診している 1
1
0
3
1
1
0
0
査票をメールで送付していただいた。回答につい
者(人)
ねた。
調査は
2021回答だけでなく、FAX
年 10 月から 12 月にかけて実施した。
摂食障害が疑われるが未受診 1
0
1
1
0
0
0
0
ては、web
による回答も受
の者(人)
疑い例を含めた患者総数
2
1
3
5
3
1
0
0
本研究は、長野県立大学倫理委員会の承認を得て行った
け付けることとし、選択は養護教諭に委ねた。調
(人)
児童・生徒数(人)
4338
4270
3994
4124
4221
4010
3998
4055
査は 2021 年 10 月から 12 月にかけて実施した。
(E21-9)。
有病率 (%)
0.046 0.023
0.075
0.121
0.071
0.025
0.000
0.000
 本研究は、長野県立大学倫理委員会の承認を得
③調
調査
内容:養護教諭に送付した調査票の調査項目は、
て行った(E21-9)

 中学生については、中学
1 年女子が
7 人(有病
各校の背景(国・公・私立、所在地、学校長名)
、2021
中学生については、中学
1 年女子が
7 人(有病率
③調査内容 : 養護教諭に送付した調査票の調査項目
率 0.180%)
、2 年 が 9 人( 有 病 率 0.230%)
、3 年 が
年 4 月時点の学年ごとの人数、摂食障害の患者と疑い例 0.180%)
、2 年が 9 人(有病率 0.230%)
、3 年が 30 人(有
は、各校の背景(国・公・私立、所在地、学校長
30 人(有病率 0.761%)と二桁に上り、中学生にな
の数、医療機関の受診状況であった。摂食障害の患者及 病率 0.761%)と二桁に上り、中学生になると増加するこ
名)
、2021 年 4 月時点の学年ごとの人数、摂食障害
ると増加することがわかった。男子では、中学 1 年
び疑い例の人数については、
①摂食障害
(思春期やせ症、 とがわかった。
男子では、
中学1年
3人
(有病率0.075%)

の患者と疑い例の数、医療機関の受診状況であっ
3 人(有病率 0.075%)
、2 年 5 人(有病率 0.121%)

神経性過食症等)と診断され現在医療機関を受診してい
2

5

(有病率
0.121%)

3

3

(有病率
0.071%)

た。摂食障害の患者及び疑い例の人数については、
3 年 3 人(有病率 0.071%)であった。
る児童・生徒数、②現在、摂食障害が疑われ、医療機関
①摂食障害(思春期やせ症、神経性過食症等)と あった。
 高校生については、高校 1 年女子が 12 人(有病
診断され現在医療機関を受診している児童・生徒
率 0.333%)
、2 年が 10 人(有病率
、3 年が
を受診している児童・生徒数、③現在、摂食障害が疑わ
高校生については、高校
1 年女子が0.273%)
12 人(有病率
数、②現在、摂食障害が疑われ、医療機関を受診
6 人(有病率 0.162%)であった。前回調査と比較
している児童・生徒数、③現在、摂食障害が疑わ
したところ、図 1 に示すように、女子において、多

50

信州公衆衛生雑誌 Vol. 18 No. 1, August 2023

演題登録 03-3
演題登録 03-3
の学年は 10 年前と同水準であった。男子については、

の学年は
10
年前と同水準であった。
男子については、

0.333%)
、2
年が
10
人(有病率
0.273%)
、3
年が
6
人(有
病率 0.162%)であった。前回調査と比較したところ、図 学生で増加傾向にあった。
病率 0.162%)であった。前回調査と比較したところ、図 学生で増加傾向にあった。
この 10 年の間に、
摂食障害の診断基準が変更されたこ
1 に示すように、女子において、多くの学年で前回調査

Shinshu
of Public
Health Vol.
18 No. 1, 、3
August
2023
0.333%)
、2Journal
年が 10
人(有病率
0.273%)
年が
6 人(有

この 1010
年の間に、
摂食障害の診断基準が変更されたこ
1 に示すように、女子において、多くの学年で前回調査
とには注意が必要である。現行の
DSM-5 には回避性・制
の有病率を上回っていた。中
3 女子では有意差が認めら
くの学年で前回調査の有病率を上回っていた。中
3
 この
年の間に、摂食障害の診断基準が変更さ
とには注意が必要である。現行の
DSM-5 には回避性・制
の有病率を上回っていた。中
3
女子では有意差が認めら
女子では有意差が認められた。男子においても中
れたことには注意が必要である。現行の
DSM-5

は小児摂
れた。
男子においても中1、
中2で有意に増加していた。 限性食物摂取症(ARFID)が追加された。ARFID
限性食物摂取症(ARFID)が追加された。ARFID
れた。
男子においても中1、
中2で有意に増加していた。 食障害の
1、中2で有意に増加していた。
は回避性・制限性食物摂取症(ARFID)が追加さ
7.2〜17.4%の頻度で存在するという 2)は小児摂
。新しい
2) の頻
れた。ARFID
は小児摂食障害の 7.2 〜 17.4%
食障害の
7.2〜17.4%の頻度で存在するという
。新しい
診断基準が有病率を押し上げている可能性は考えられる。
度で存在するという 2)。新しい診断基準が有病率を
診断基準が有病率を押し上げている可能性は考えられる。
いわゆる「コロナ禍」が摂食障害罹患に及ぼす影響に
押し上げている可能性は考えられる。
いわゆる「コロナ禍」が摂食障害罹患に及ぼす影響に
ついては、国内外からの報告がある。ロックダウンによ
 いわゆる「コロナ禍」が摂食障害罹患に及ぼす
ついては、国内外からの報告がある。ロックダウンによ
3)
る制限下の生活で摂食障害が増悪した
という英国から
影響については、国内外からの報告がある。ロ
ックダ
る制限下の生活で摂食障害が増悪した 3)という英国から
3)
ウンによる制限下の生活で摂食障害が増悪した

の報告や国立成育医療センターからは、
「コロナ禍」
で神
の報告や国立成育医療センターからは、
「コロナ禍」で神
いう英国からの報告や国立成育医療センターから
経性やせ症の初診外来患者数が 1.6 倍に増加したという
経性やせ症の初診外来患者数が
1.6 倍に増加したという
は、
「コロナ禍」で神経性やせ症の初診外来患者数
4)
調査結果
の公表がある。同様の傾向は、今回の調査で
4)
4)
が 1.6 倍に増加したという調査結果
の公表がある。
調査結果
の公表がある。同様の傾向は、今回の調査で
も女子において認められた。特に、調査時点での中3女
同様の傾向は、今回の調査でも女子において認め
も女子において認められた。特に、調査時点での中3女
図 1 2011〜2012
年調査と
2021年調査と
年調査の有病率比較(女子)
子は、中1の終わり頃に学校一斉休校、中2の初め頃に
図 1 2011
〜 2012
2021 年調査の
られた。特に、調査時点での中3女子は、中1の終
図 1 2011〜2012 年調査と 2021 年調査の有病率比較(女子)
子は、中1の終わり頃に学校一斉休校、中2の初め頃に
有病率比較
(女子)
緊急事態宣言からの自粛生活で、中学での学校生活が大
B. 新型コ
ロナウィ
ルス感染症の影響について
わり頃に学校一斉休校、中2の初め頃に緊急事態
緊急事態宣言からの自粛生活で、中学での学校生活が大
B. 新型コロナウィルス感染症の影響について
きく「コロナ禍」の影響を受けた学年である。不適切な
本調査では、前回調査と同様の調査票を使用したこと
2.新型コロナウイルス感染症の影響について
宣言からの自粛生活で、中学での学校生活が大き
本調査では、前回調査と同様の調査票を使用したこと きく「コロナ禍」の影響を受けた学年である。不適切な
 本調査では、前回調査と同様の調査票を使用し
く「コロナ禍」の影響を受けた学年である。不適
食行動は、ストレス発散の手段にもなっており、コロナ
から、調査対象期間に新型コロナウィルス感染症の流行
から、調査対象期間に新型コロナウィルス感染症の流行 食行動は、ストレス発散の手段にもなっており、コロナ
たことから、調査対象期間に新型コロナウイルス感
切な食行動は、ストレス発散の手段にもなっており、
と感染対策という特殊な状況を含むこととなった。こう 禍のストレスが誘因になったことが一因と考えられる。
禍のストレスが誘因になったことが一因と考えられる。
と感染対策という特殊な状況を含むこととなった。こう
染症の流行と感染対策という特殊な状況を含むこ
コロナ禍のストレスが誘因になったことが一因と考
した特殊状況が摂食障害の発症に影響を与えることが考 正確な児童・生徒数の数字を把握しているのは調査時点
正確な児童・生徒数の数字を把握しているのは調査時点
した特殊状況が摂食障害の発症に影響を与えることが考
ととなった。こうした特殊状況が摂食障害の発症に
えられる。正確な児童・生徒数の数字を把握して
「コ
えられたため、いわゆる「コロナ禍」の前後で比較でき の 2021 年度だけなので、患者数のみの比較とした。
影響を与えることが考えられたため、いわゆる「コ
2021 年度だけなので、患者数
のいるのは調査時点の
2021 年度だけなので、患者数のみの比較とした。
「コ
えられたため、いわゆる「コロナ禍」の前後で比較でき
ロナ禍」の3年間に大きく児童・生徒数が変動したとは
るように質問した。表
2 にその結果を示す。
ロナ禍」の前後で比較できるように質問した。表
2
のみの比較とした。
「コロナ禍」の3年間に大きく
ロナ禍」の3年間に大きく児童・生徒数が変動したとは
るように質問した。表
2 にその結果を示す。
表 2にその結果を示す。
長野県における 2016〜2019 年度と 2020 年度, 2021 年度の
考えにくいので、患者数の増加には、相応の影響があっ
児童・生徒数が変動したとは考えにくいので、患
表 2 長野県における 2016〜2019 年度と 2020 年度, 2021 年度の
考えにくいので、患者数の増加には、相応の影響があっ
摂食障害の患者数比較
者数の増加には、相応の影響があったものと考え
たものと考えられる。
表 2 長野県における
2016 〜 2019 年度と 2020 年度 ,
摂食障害の患者数比較
たものと考えられる。
   2021 年度の摂食障害の患者数比較
Eられる。
E.
.ま
まと
とめ

小 5 小 6 中1 中2 中3 高1 高 2
高 3
E.まとめ
小 5 小 6 中1 中2 中3 高1 高 2
高 3
長野県内の小・中・高校生の疑い例を含む摂食障害の
長野県内の小・中・高校生の疑い例を含む摂食障害の
2016〜2019 年度に摂食障害
 長野県内の小・中・高校生の疑い例を含む摂食
0.50 1.25 1.50 1.50 1.50 1.75 2.50
1.00
2016〜2019 年度に摂食障害
と診断され医療機関を
受診
0.50 1.25 1.50 1.50 1.50 1.75 2.50
1.00
有病率は、中学女子で
0.18〜0.76%、高校女子で
0.16
女 している者(人)*
と診断され医療機関を 受 診
有病率は、中学女子で
0.18〜0.76%、高校女子で
0.16

障害の有病率は、中学女子で
0.18 〜 0.76%、高校
子 2020 している者(人)*
年度に摂食障害と診断
2
2
4
11
6
5
2
5
子 2020
年度に摂食障害と診断
され医療機関を受診し
てい
2
2
4
11
6
5
2
5
〜0.33%であり、
10
され医療機関を受診し て い
〜0.33%であり、
10年前の調査結果よりも増加傾向にあ
年前の調査結果よりも増加傾向にあ
る者(人)
女子で 0.16 〜 0.33%であり、10
年前の調査結果よ

男男

男男



る者(人)
2021 年度に摂食障害と診断
5 5 1818
2021 年度に摂食障害と診断 4
4 1 1 2 2
され医療機関を受診し て い
され医療機関を受診し て い
る者(人)
る者(人)
2016〜2019 年度に摂食障害
2016〜2019 年度に摂食障害0.25
0.250.00
0.00 0.25
0.25 0.00
0.00 0.00
0.00
と診断され医療機関を 受 診
と診断され医療機関を 受 診
している者(人)*
している者(人)*
2020 年度に摂食障害と診断
0
0
0
2
2020 年度に摂食障害と診断 1
1
0
0
0
2
され医療機関を受診し て い
され医療機関を受診し て い

る者(人)
る者(人)
2021 2021
年度に摂食障害と診断
年度に摂食障害と診断 0
1 1
2 2
0 0 0 2 2
され医療機関を受診し
て いて い
され医療機関を受診し
る者(人)
る者(人)

77

66

33

0.00
0.00 0.25
0.25 0.00
0.00
00

00

00

00

00

00

* 4年間の患者数の積算値を4で除して単年度あたりに換算した数値である。
* 4年間の患者数の積算値を4で除して単年度あたりに換算した数値である。

ることがわかった。
「コロナ禍」
りも増加傾向にあることがわかった。
「コロナ禍」
ることがわかった。
「コロナ禍」の影響と思われる増加傾
の影響と思われる増加傾
向も認められた。
の影響と思われる増加傾向も認められた。
向も認められた。
F.利益相反
FF.


利益
益相
相反

 利益相反なし。
利益相反なし。
利益相反なし。
G.文献

謝辞

1)
杉山英子・横山伸 信州公衆衛生雑誌 Vol.9(2)
調査にご協力くださいました長野県教育委員会保健厚
調査にご協力くださいました長野県教育委員会保健厚
73-81.(2015)
生課の小田切優美先生、調査対象の学校のすべての養護
生課の小田切優美先生、調査対象の学校のすべての養護
2)
Nicely TA et al. J Eat Disord 2:21(2014)
教諭の先生方に感謝申し上げます。
教諭の先生方に感謝申し上げます。
3)
Robertson M et al. Appertite 159(2021)

文献
献 105062

https://doi.org/10.1016/j-appet.2020.105062
1)杉山英子・横山伸
信州公衆衛生雑誌 Vol.9(2) 73-81. (2015)
1)杉山英子・横山伸
信州公衆衛生雑誌
(2015)
4)

国立成育医療センター
:
コロナ禍の子どもの心実
2)Nicely
Nicely TA
TA et
et al.
al. JJ Eat
Eat Disord
Disord 2:21 (2014)
2)
態調査プレスリリース(2021.10.21 公開)https://
3)Robertson
Robertson MM et
et al.
al. Appertite
Appertite 159
159 (2021) 105062
3)
www.ncchd.go.jp/press/2021/211021.html( 最
https://doi.org/10.1016/j-appet.2020.105062
https://doi.org/10.1016/j-appet.2020.105062
終閲覧日 2023.3.28)

 単年度あたりに換算した患者数は、女子におい
単年度あたりに換算した患者数は、女子においてはほ
単年度あたりに換算した患者数は、女子においてはほ
てはほとんどの学年で増加しており、2020 年度の
とんどの学年で増加しており、2020
年度の中2は
とんどの学年で増加しており、2020
年度の中2は2021
2021
中2は 2021 年度の中3であるが、この学年が特に
顕著に多かった。
年度の中3であるが、この学年が特に顕著に多かった。
年度の中3であるが、この学年が特に顕著に多かった。 ...

参考文献

献 105062

https://doi.org/10.1016/j-appet.2020.105062

1)杉山英子・横山伸

信州公衆衛生雑誌 Vol.9(2) 73-81. (2015)

1)杉山英子・横山伸

信州公衆衛生雑誌

(2015)

4)

国立成育医療センター

コロナ禍の子どもの心実

2)Nicely

Nicely TA

TA et

et al.

al. JJ Eat

Eat Disord

Disord 2:21 (2014)

2)

態調査プレスリリース(2021.10.21 公開)https://

3)Robertson

Robertson MM et

et al.

al. Appertite

Appertite 159

159 (2021) 105062

3)

www.ncchd.go.jp/press/2021/211021.html( 最

https://doi.org/10.1016/j-appet.2020.105062

https://doi.org/10.1016/j-appet.2020.105062

終閲覧日 2023.3.28)

単年度あたりに換算した患者数は、女子におい

単年度あたりに換算した患者数は、女子においてはほ

単年度あたりに換算した患者数は、女子においてはほ

てはほとんどの学年で増加しており、2020 年度の

とんどの学年で増加しており、2020

年度の中2は

とんどの学年で増加しており、2020

年度の中2は2021

2021

中2は 2021 年度の中3であるが、この学年が特に

顕著に多かった。

年度の中3であるが、この学年が特に顕著に多かった。

年度の中3であるが、この学年が特に顕著に多かった。

D.考察

.察

考察

D.D考

1)

2011~2012

年度に実施した県内初の実態調査

1)1)

2011~2012年度に実施した県内初の実態調査

年度に実施した県内初の実態調査

では、

2011~2012

では、

では、本県にも小5から事例が存在することや首都

本県にも小5から事例が存在することや首都圏に匹敵す

本県にも小5から事例が存在することや首都圏に匹敵す

圏に匹敵する水準であること等が明らかとなった。

る水準であること等が明らかとなった。

る水準であること等が明らかとなった。

約 10 年経過後の本研究の結果からは、10 年前と

国立成育医療センター:コロナ禍の子どもの心実態調査プレス

年経過後の本研究の結果からは、10

年前と比較 4)4)国立成育医療センター:コロナ禍の子どもの心実態調査プレス

約約

1010

年経過後の本研究の結果からは、10

年前と比較

比較して、中

3 女子において有意な増加が認めら

(謝辞)

リー

ース

ス (2021.10.21

(2021.10.21 公

公開

開)

) https://www.ncchd.go.jp/

https://www.ncchd.go.jp/

して、

3 女子において有意な増加が認められた。

小5、

5、 リリ リ

して、

中中

3 女子において有意な増加が認められた。

れた。小

5、中 1、中 2、高1女子においても増加

調査にご協力くださいました長野県教育委員会

press/2021/211021.html

(最終閲覧日

2023.3.28)

1、

2、

高1女子においても増加していたが、

その他 press/2021/211021.html

していたが、その他の学年は

10 年前と同水準であ

(最終閲覧日 2023.3.28)

中中

1、

中中

2、

高1女子においても増加していたが、

その他

保健厚生課の小田切優美先生、調査対象の学校の

った。男子については、中学生で増加傾向にあった。

すべての養護教諭の先生方に感謝申し上げます。

51

信州公衆衛生雑誌 Vol. 18 No. 1, August 2023

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