書き出し
A中学校の総合的な学習の時間全体計画に見る課題と今後の方向性
概要
今年度江戸川区立A中学校の総合的な学習の時間の年間講師をするに当たり、今年度から実施されている新学習指導要領と前年度まで行われていた学習指導要領では、総合的な学習の時間での取り組みについて大きく変更になった点を明らかにしたい。学校の実態として前年度の取り組みを継続させる傾向があり、校長の図書室の活用の意図を汲み、新たに総合的な学習の時間を組み直したい。そのため、新学習指導要領の今年度全面実施は改善を図る絶好の機会である。そこで、新、旧の学習指導要領の総合的な学習の時間の解説書で比較を行った。比較の仕方としてはキーワードを選び、その掲載回数をカウントすることで、重点比較ができると考えた。その明らかになった点を基にA中学校の総合的な学習の全体計画を見直し、学校の指導助言に際して、新学習指導要領のねらいに沿った総合的な学習の時間を適切に実施することを目的とした。