学部新入生の情報教育におけるパソコン利活用について ICT環境調査結果報告
概要
本学生命科学部は 1995 年から、薬学部は 2002 年から、新入生へのパソコン(以下、PC)の個人所有による BYOD(Bring Your Own Device)教育を実践してきた。導入当初は、大学と自宅との ICT(Information Communication Technology)環境、特にネットワーク環境の差が PC の活用における障害となっており、その実態を把握するためのアンケート調査を毎年実施し、自習室を用意するなど必要な手当てを行ってきた。近年では自宅の ICT 環境は大学とほぼ同じになった一方で、これまでに受けてきた情報教育の内容や家族からの支援などに格差が生まれている。学生らの ICT 環境は急激に変化するわけではないが、PC への苦手意識を醸成しないためにも、早い段階での把握が有効である。そこで、2018 年度新入生を対象に開催したガイダンスにおいて実施した、アンケート調査の結果を報告する。