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炊飯を起源としパン粉製造に続く電気パンの歴史(2)-終戦直後の電気パンの普及から現代のパン粉製造まで-

内田 隆 東京薬科大学

2021.03.31

概要

終戦後の一般家庭に広く普及し、現在は理科実験等で行われる電気パンについて、その起源である戦時中の陸軍炊事自動車や終戦直後の電極式炊飯器を取り上げ「炊飯を起源としパン粉製造に続く電気パンの歴史(1)」にまとめ報告した。本稿では、電極式パン焼き器による電気パンが、終戦直後にどの程度普及していたのか、その実状を電極式炊飯器と比較しながら検討をすすめる。さらに、電極式パン焼き器の技術が、現在はコロッケやフライ等で使用されるパン粉の製造で活用されていることについて、電極板の改良の歴史と合わせて報告する。

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参考文献

1) NHK スペシャル戦後 70 年ニッポンの肖像 http://www.nhk.or.jp/po/sorenani/2362.html

2)石原妙子(1946)「パンの焼き方・蒸し方」財団法人国民栄養協会『食生活』450、20-21.

3)財団法人国民栄養協会(1946)『食生活』451、46.

4)阿久津正蔵(1946)「パンの科学」財団法人国民栄養協会『食生活』451、14-17.

5)細山喬司(2005)『続路地裏』、98-99、麦同人社.

6)平野隆彰(2004)『シャープを創った男 早川徳治伝』、234-235、日系 BP 社.

7)日本経済新聞「私の履歴書」で進藤貞和三菱電機名誉会長が語ったことが以下に文献に記されている。パン産業の歩み刊行会編(1987)『パン産業の歩み』、25、毎日新聞社. 8)鴨下信一(2005)『誰も「戦後」を覚えていない』、61、文藝春秋.

9) 河口武豊(1946)「電極式パン焼き器の作り方」『主婦の友』5、37、主婦の友社.

10) 関口守次(1946)「標準型電極式パン焼き器の作り方」『主婦と生活』1(3)、105、主婦と生活社.

11) 長安保(1946)「電気パン焼き器 研究と作り方」『働く婦人』4、58-59、日本民主主義文化連盟.

12)「『代用』でないパンに幸せ(ひととき)」1989 年 8 月 30 日朝日新聞.

13)「パン焼き箱を工夫し作った」2005 年 10 月 5 日朝日新聞.

14)小林喜通(1946)「家庭用電気パン焼き器の設計」『少年工作』1、14-16、科学教材社.

15)京都師範学校男子部附属小学校科学教育研究部 大槻隆一(1947)『科学自由研究文庫 理化』7-14、高桐書院.

16)小林秀年(1948)「電気パン焼き器の実験」『科学と教育』3、83-87、科学と教育刊行会.

17)山中和子(2001)『昭和二十一年八月の絵日記』、13、トランスビュー.

18)永六輔(1997)「食糧難時代の『電気パン焼き器』」1997 年 1 月 25 日毎日新聞、23 面.

19)岩城正夫「懐かしの電気パン焼き器-実演と試食-」 http://www013.upp.so-net.ne.jp/tukutte-shaberu/010index.html

20)内田隆(2020)「炊飯を起源としパン粉製造に続く電気パンの歴史(1)-陸軍炊事自動車と厚生式電気炊飯器とタカラオハチ-電極式調理」『東京薬科大学研究紀要』23、1-14.

21)住友和子編集室・鈴木 e ワークス編(2002)『KAJI 日本人とすまい⑦家事』リビングデザインセンター.

22)「女の気持ち:電気パンとコーリャン」2014 年 7 月 26 日毎日新聞.

23)「戦後の蒸しパン再現 品川歴史館 東京」1991 年 11 月 10 日朝日新聞.24) 1948 年発行の『家庭で学ぶ電気学』長谷川書店、1950 年発行の『楽しい電気学』長谷川書店も、記載内容は同じである。

25)守屋磐村編(1947)『燃料と電気と台所用品 工夫と使い方』、61-68、主婦の友社.

26)川島四郎(1989)『続まちがい栄養学』、134-137、新潮文庫.

27)神奈川大学の青木孝氏が、東京の昭和のくらし博物館の小泉和子館長から聞いた話である。

28)「電極応用パン焼き器ご注意を」1946 年 7 月 3 日読売新聞

29) 「パン焼器にご注意 電極板に鉄が安全」1946 年 7 月 4 日朝日新聞に、28)読売新聞と同様の記事がある。

30)中村幸雄(1947)『家庭で学ぶ電気学』、59-72、長谷川書店.

31)林右市・清田両亮夫・能美幸子(1947)「金属電極式製パン器の電極金属析出防止に関する研究」『発酵工学雑誌』25(1~3)、30-35、大阪醸造学会.

32) 内田隆(2018)「『電気パン』実験の教材的意義の考察」『東京薬科大学研究紀要』21、41-48.

33)兵庫パン粉株式会社(1992)『一歩、未来へ 兵庫パン粉 30 年のあゆみ』大阪書籍.全国パン粉工業協同組合連合会編(1977)『パン粉百年史』食料タイムス社.

34)森山繁隆・熊沢恒・石原利克(1960)「電極式パン焼機によるパン中の金属について」『衛生化学』8、56-57.

35)全国パン粉工業協同組合連合会編(1977)『パン粉百年史』食料タイムス社.

36)清水康夫(1988)「通電式製パン法とチタン通極板について-チタンの科学と生物学的安全性について-」『食品と科学』30(5)、114-117、食品と科学社.清水康夫(1970)「パン粉の品質規格およびフライの問題について 新極板認可までの経過」『食品工業』13(22)、96-104、光琳.

37)「クラウン・フーズ、電極式パン製造機改良-チタンで耐久性向上」1988 年 1 月 5 日付日本経済新聞.

38)清水康夫(1987)「通電式製パン法とチタン通極板について(チタンの科学と生物学的安全性について)」『パン粉品質向上に関する資料 7』、2-46、全国パン粉工業協同組合連合会.

39) 神奈川大学青木孝氏が撮影.

40)柴眞(1991)「ジュール熱を利用したかまぼこの加熱製造装置とゲル物性」『日本水産学会誌』58(5)、895-901.

41)柴眞・沼倉忠弘(1992)「ジュール熱を利用してスケトウダラすり身から製造した加熱ゲルの品質」『日本水産学会誌』58(5)、903-907.

42)柴眞(1993)「ジュール熱を利用したかまぼこの連続製造装置の開発および製品の特性」『日本水産学会誌』59(10)、795-800.

43)星野明(2012)「食品業界におけるジュール加熱技術の利点」『エレクトロヒート』32(6)、26-31、日本エレクトロヒートセンター.星野明(2014)「食品用ジュール加熱殺菌装置のご紹介」『エレクトロヒート』35(4)、17-21、日本エレクトロヒートセンター.

44)井上孝司(2009)「交流高電界処理」『日本食品科学工学会誌』56(1)、56.

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